前回
予告通り、私が社会人になりたての、前の会社のこと・社内恋愛をしていたころのこと・前の会社にいたお局様のことを書いてみたいと思います
何回かに分けて更新します。
私は大学卒業後、SE(システムエンジニア)として某企業に入社しました
なぜ大学卒業後はSEを目指したのかと言うと、大学時代にパソコンと出会い、思いっきり文系でしたがパソコン関連の授業は全て履修しては真面目に勉強していました
パソコンの面白さに惹かれたのです
それで、プログラミングの授業があったのですが、その時に作成した私のプログラムを評価していただき、某有名週刊誌から取材を受け、掲載していただきました
それがキッカケでSEを目指し、就職活動をし、某企業に新卒で入社しました
当時は超就職氷河期で苦労しましたし、今ほどの大企業ではありませんでしたが、当時は納得して入社しました。
そして、これが私の社会人デビューでした
同期は数十人、男女割合は7:3くらい、みんな仲良しで楽しかったです
今でも付き合いがあります
入社後に新入社員全体研修を経て、私たち新入社員は数か所のプロジェクトチームへ配属されました。
1プロジェクトチームには5~10名くらいずつ同期たちは配属されたのに、私が配属されたチームは私ともう一人(男性同期)だけ。
しかも、すぐに自分の会社を離れて、取引先の大企業常駐というプロジェクトチームへ配属されました
最初からいきなり客先へ、そして他のチームは同期がたくさんいるのに、私は彼と二人だけ
発表された時、同期全員が「あ~、自分じゃなくてよかった。くるみちゃん可哀想」という表情をしたことを今でもはっきり覚えています
最初はとにかくショックでした
同期の彼とは励まし合いながらがんばっていました
後から聞いたのですが、私と彼がいきなり取引先へ出された理由は、「2人が一番人見知りをせず、愛嬌がよかったらから」とのことでした。
確かに私は良い言い方だと人懐っこい・人見知りをしない、悪い言い方だとなれなれしい人間でした
(今も)
そして、私たちが配属されたプロジェクトチームには「お局様」的存在の当時40歳オーバーの独身女性が一人。
サブリーダーを務めていて、勤続年数もかなり長かったようです。
この私が配属されたプロジェクトチームには、女性は私とこのお局様だけ。
「くるみちゃんなら、彼女とうまくやってくれると思ったから」という理由もあって、私が選ばれたそうです・・・
嬉しいことでしたが、いきなり外部へ出された時のショック、同期2人だけの配属ということを知らされた時のお驚きは今でも忘れられません・・・
この世界はある程度女性が少ないことは覚悟していましたが、まさか2人とは・・・と不安に襲われた記憶があります
この時に初めて私は「お局様」という言葉を知りました。
これが私の初めてのお局様との出会いです
「オキョクサマ」なんて最初は読んでいましたけど
(バカです、ごめんなさい)
初めて会ったお局様なので、名付けて初局様
(はつぼねさま)
このプロジェクトチームで女性は私と初局様の二人だけ・・・
正直、めっちゃきつかったです
周りの男性社員がかなり気を遣ってくれているのも分かりました
やっぱりこの初局様は難しい人でした
でも、あの時の私は若くて恐いもの知らずだった
能天気に、世間知らずで、空気も読まずに、普通に初局様と接していたような・・・今思うと、恐ろしいです
おバカな私でしたが、「この人に嫌われたら大変なことになる」ということだけは分かっていたのです
気に入られようと、嫌われないように必死にヨイショばかりしていたと思う
今思うと、本当に恥ずかしい自分です
でもこの初局様は大人で、彼女も「プロジェクトチームで女性はあたしとあなただけ。仲良くしましょうね」と最初は新入社員の私をいろいろと気遣ってくれました。
お昼もほぼ毎日一緒に食べていたと思います
(私も初局様も当時はお弁当持参をしていたので)
世間話やガールズトークのような話も最初はたくさんしたような記憶があります。
ただ、あまりメイクや服装などにご興味をお持ちではなかったようです
初局様、今まで彼氏がいたことはないようです。
彼氏いない歴=年齢です。
年代も違うし、”話が合わない”というのが当時の私の本音でした。
どちらかというと、ベラベラと身の上話を延々に聞かされていたような気がします
私はうんざりしながらも、うんうんと話を聞き、初局様に対して気を遣い、お世辞を連発していたかも
でも、今思うときっと、初局様も当時の私みたいな若造と接するのは鬱陶しかったと思います
何も知らない、数か月前までは学生だった私。
今もし、あの時の自分を仕事の後輩にしろって言われたら、断るもん
当時の私は、初局様に面倒くさいことをさせては迷惑を掛けていたと思います。
徐々にプロジェクトチームの環境にも慣れていき、同期2人だけという衝撃を受けましたが、配属されたら逆に、上司や先輩方はとっても可愛がってくれましたし、面倒を見てくれました。
後になって、同期の彼と「2人でよかったかもね。」と話すくらい
他のプロジェクトチームの同期からも羨ましがられるくらい
取引先に常駐で、同期と会うことはほとんど無くなってしまいましたが、上司や先輩方と楽しく仕事していましたし、みなさんが一生懸命私たちのことを「育てよう」という思いもガンガン感じ、私も応える為に必死に仕事を覚えようと相当努力しました
それで、私はここで素敵な出会いをしました
同じプロジェクトチームの男性先輩と付き合い始めちゃいました
この方とは後に破局してしまいましたが、前に付き合っていた私の元彼です。
私の教育係を担当してくれた男性先輩社員。
10コ年上でした
まぁ、他のことも教育されちゃったって感じですかねあははは
手出されちゃったねぇ、あははは
配属されてから付き合うまでも早かったねぇ、あははは
もう笑うしかないくらい展開が早かった
初めて会ったときから「素敵な男性だなぁ~」なんて思っていたのですが
仕事を一緒にしていく上で、こういう関係になっちゃいました
彼から食事に誘ってくれて、何度か2人で会ううちに彼から告白してくれました。
もちろん、社内の人、プロジェクトチームのメンバー、同期にも当然秘密の社内恋愛です
仕事中に机の下でコッソリ手を繋いだりしてました。
何しているのって感じですよね
会社帰りに待ち合わせしてはデートばかりしていました。
今思うと、何しているんだよっの連発ですが、当時はラブラブだったので、許して
それからしばらくして分かったのですが、初局様、何と私の(当時の)彼氏のことがずっと好きだったそうなんです!!
そしてそして、ここから色々なことが・・・
今思うと、初めて巻き込まれたお局様事件です。
~つづく~