5月に投稿しましたこちらの記事
再掲させていただきますm(_ )m
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こんにちは。
店主のかげやまです。
今日は、お店を訪ねてくださる
お一人お一人へのお願いがありまして
この文章を書いています。
休日のお店にて…
それぞれにご事情の許す範囲で大丈夫ですので
お席の譲り合いをお願いできないでしょうか。
2014年7月31日に
下記のような記事を書きました。
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今日はとても大事なご連絡をさせていただきます。
しばしお付き合いをいただけましたら幸いです。
お店でひとつの試行をはじめます。
それは、どう書いても
どうしても言い訳のようになってしまうので
端的に申しますと「２時間制」のようなもの。
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それから間もなく8年が経ちますが
このやり方にはやはり拭い切れない違和感が
ずっとありました。
原則として、来店してくださるみなさまに
「お店の混み具合によっては
２時間ほどでお声がけをさせていただくことが…」
と最初にお声がけをするのですけど
このやり取りが
あたかもタイマーのピッというセッティングにさえ思え
そこで過ごすその先の時間の質にも
影響を与えてしまうかのように思うからです。
元来、カフェとは自由な場であるはずです。
いつ、どんな思いで来て
どんな過ごし方をしたっていい。
なので、ぼくらチームの共通言語の一つは
「禁止することを禁止する」
お店にまつわることで
これをやっちゃダメ
あれをやっちゃダメということは
できるだけ少なくしよう、と。
片や、世のお店の「禁止事項」は
増える一方な気がしています。
長時間滞在の禁止に加えて
電話禁止、Zoom禁止
子連れでの入店禁止
マスクなしでの入店禁止
トイレットペーパーの持ち帰り禁止
商談禁止、私語禁止
（元々、そういう趣旨のお店なら
いいと思うのですけど）
上記のようなことは
確かにぼくら自身も悩むところではあるので
気持ちはとてもよく分かります。
でもそれらを「禁止」としてしまうのではなくて
できるだけお客さんを信じて
お客さんの判断に委ねよう。
そして、いざ問題が起こったときには
一方的にルールを適用するのではなくて
お客さんと話をしよう。
一人一人が自由で気持ちよく
お店での時間を過ごせるように
ご協力いただけませんか。
今も、とてもありがたいことに
土・日・祝の休日
特に13:00～17:00の時間帯には
たくさんのお客さんがいらしてくださっています。
（ありがとうございますm(_ _)m）
多いときには
10組ほどの方々が
「お電話待ち」となることも。
また、そういう状況を見て
あきらめてお帰りになるお客さんも
たくさんいらっしゃいます。
（申し訳ありませんm(_ _)m）
そういう状況の中で
ぼくらが考えたいことは
「いかに席の回転をよくして
お店の売上を最大化するか」
ではなくて
１）せっかくいらしてくださった方を
お返しせずに済むようにするには
どうしたらいいか
２）お待ちくださる方の待ち時間を
できるだけ短くしてさしあげるには
どうしたらいいか
ということです。
そこでお一人お一人へのお願いです。
休日のピークタイム
それぞれにご事情の許す範囲で大丈夫ですので
お席の譲り合いをお願いできないでしょうか。
お一人お一人の状況によってで大丈夫です。
ゆっくり、誰かとおしゃべりしたい
自分自身と向き合いたいという方
もちろんいらっしゃると思いますが
一方、しゃっとお店で時間を過ごして
それほど長居はせず
しゃっと次の予定に向かうというお店の使い方で
いいという方もまた
いらっしゃるんじゃないでしょうか。
あるいは同じ方でも
前回は、一時間くらいでしゃっと出たけど
今日はちょっとゆっくりしたい気分
というようなことだってきっとあるでしょう。
是非、それぞれの方なりのリズムやペースで
お店を使っていただきながらで結構です。
そうした中で、無理なく譲っていただけるような
機会があったときに
今回のこのお願いのことを思い出していただけたなら
とってもうれしいなと。
ぼくらはぼくらで
できるだけ、お待たせせずに
ご注文の品をお出しできるよう
やり方の改善を含めて努めます。
また、そもそも休日でも
11:00の開店直後や
17:00以降などは
ゆっくり過ごしていただけること多いですし
（19:00以降はガラガラなんてこともあります）
平日は、席数26で
1時間あたりの来店者数が7人くらいですから
どピークの時間帯にちょうど来店が重なって
お電話待ちとなってしまうことがなくはないですが
それも20～30分程度で解消することがほとんどです。
なので、基本的には
休日の13:00～17:00頃についてのご相談として
今よりもう少しだけ
次の方への譲り合いの気持ちを
お持ちいただくことをお願いできないでしょうか。
その代わり
「２時間ほどで…」という
言われる側にとっても
言う側にとっても
あんまり幸せではないやり取りは
お店がよっぽどの状況となっていない限り
今後やめていきたいと思っています。
（でもそれでもやっぱり
よっぽどの状況となっているときに
お声がけさせていただくことがあり得ることは
ご了承いただけますと幸いですm(_ _)m）
こういう曖昧なやり方が
うまく機能するかどうかは分かりません。
うまく機能しないようだったら
元の形に戻すという選択肢を含めて
また別のやり方を考えようと思います。
ただ、ルールや禁止事項が増えるということは
世界を白か黒かに
塗り分けてしまうということであるわけで
それはそれだけ、実は一人一人が
不自由になっているということなのです。
ルールなんて、できるだけない方がいいのです。
それぞれが、他者への想像力とか配慮とか
自分自身を譲る気持ちとかをもって
何かあったら話し合おうと
そういう気持ちで関われたなら
ぼくらはもっと、自由になれるはずなのです。
それぞれに、きっといろんなご意見が
おありになるだろうと思います。
こういうアナウンスを見て
イヤな気持ちになったり
じゃあもう、あのお店に行くのはやめようと
考える人だってきっといるだろうと思っていまして
それだけにこういう投稿をすることには
覚悟もいりますが
それでもやっぱりぼくらは
誰かが誰かをコントロールしようとする世界ではなくて
一人一人が自分で
自分自身のことを決められる世界の方に
加担したいなと思うのです。