やっと年賀状を書き終えました、影山です。
もう先週のことになりますが
口コミグルメサイトの「食べログ」
カフェ・喫茶店部門の全国1位

「北山珈琲店」に行ってきました。
食べログ 全国カフェ・喫茶店ランキング
頭ひとつ抜けての1位ですしね
レビューを読んでいても
その珈琲のクオリティが絶賛されているので
「1杯の珈琲のクオリティ」を追求する我々としても
(今はまだ、比べ物にならないにしても)
何としてもお伺いせねば
と思っていたのでした。
上野駅から歩くこと5分ちょっと
それはなんだか、ぽつんと、ありました。
年明け早々ということもあり、客は自分一人。
表には「(滞在は)30分まで」「待ち合わせ、商談利用禁止」
「携帯電話禁止」等々の貼り紙。
やや緊張しながらドアを開けて入ると
かぐわしい珈琲の香りと、心地いいジャズの音が迎えてくれました。
カウンターに座り、雅ブレンドを注文。1500円也。
15年熟成のオールドビーンズ
自分にとっては初めての体験。
15年ということは、自分が20歳のときに採取されたものということ
もうなんだか、とんでもないことな気がします。
出てきた珈琲は、
通常のカップより少し小さめのサイズ。
見た目にその粘度の高さが伺える、漆黒のたたずまいでした。
飲みます。
なにこれ

なんかもう、アロマのかたまり。
どなたかがレビューで書かれていたように思いますが
珈琲豆をそのまま液化させたような充実度。
鼻から抜ける香りがすっかり珈琲です。
エスプレッソの苦さとも違うんですよね。
苦いわけではないんです。
実際、珈琲はドリップで入れていると、看板がありました。
どうしたらドリップでここまで濃い
充実した珈琲が淹れられるんでしょうか。
それがオールドビーンズの力なのか
よほど、豆を多く使用しているのか。
なにせ、カウンター内が板で囲われており、中が見えないため
その向こうに何があるのか、謎です。
いやでも、新鮮な体験。
正直、その重さ、飲み切るのに覚悟がいりましたが
他では味わえない逸品であることは間違いないでしょうね。
実はその後、帰り道に映画館に寄って帰ったのですが
電車に乗っている間も
映画を観ている間も
首から上に珈琲のアロマがたゆたっていたくらい。
ある種、すっきりした飲み口の
水出し珈琲とは対極といえるかもしれませんね。
自分にとっての珈琲ワールド、広げていただきました。
ありがとうございました。
しかし、実はそれ以上に印象に残ったのは
そのお店のたたずまい。空気。
先ほどの貼り紙もそうですが
WESTERN COFFEEという昔の看板
真空管アンプと、マッキントッシュのスピーカー
JAZZの響き
店内に山積みになっている珈琲の麻袋
そこには日本に、珈琲文化を持ち込もうとした
当時の勢いと、空気感とが、そのまま閉じ込められているかのようでした。
それはもちろん貴重な空間で
自分にとってはむしろ、とても新鮮ですらあったわけですが
ですがその一方、ここからどこに向かっていいのか
目的地を失って、どこか所在なさげでもあって。。
北山珈琲店
また一歩進むごとに
立ち寄らせていただこうと思います
