
#5 トキメキ?!ボムトマルチノラッシュ!
3号はシューターに祈りと力を込めた。
どうか!コジャケを助けられますように!
ダメだ!射程距離が短すぎる...せめてコジャケを!
3号は手を伸ばした、次の瞬間
ドボン!
あまりの衝撃で目をつぶった。
な...なんだ?...
おそるおそる目を開けるとタコはいなかった。
コジャケもいなか...
「けべー!」
両腕の中にはコジャケがいた、肌?鱗?をすりすりさせている。
「危なかったな。」
上から司令官が飛び降りた。
「え?なに?何が起こったの?」
「君のキューバンボムでタコを倒したんだよ。」
「え?でもキューバンボムなんて...投げてないよ?」
司令官は笑った。
「そりゃそうだな!シューターのキューバンボム出すボタンをたまたま押して手に張り付いたのを気づかずに手を伸ばしたんだから!そしてたまたま相手が打つ前に爆発したもんな!恐ろしいもんだ!」
司令官はさらに笑った。
「ヤカンから出る方法って知ってるの?」
「あぁしってるさ...」
司令官はシューターをもう一度握りしめた。
「まだまだ出口まで沢山タコがうじゃうじゃいるだろうから気をつけた方が良いぞ。」
さっきまでのくすっとした笑いはなく真剣な眼差しになっていた。
「さーてと秘密兵器出しますか!」
司令官が出したのは発射装置のような機械だった。
「四号に教わったんだけどマルチミサイルっていって敵に狙いを定めて8発撃つことができるんだ。」
ん?まって?四号?
「ねぇ、一体この組織は何号いるの?」
「んー...わかんない。最近仕事で共にヒーローやったやつは8号。4号とは一緒に戦ったことないけど、ランチしたことはあるな。」
「8号ってどんなイカなの?」
「イカじゃなくてタコな。だから8号。本名は10008号、ネリ系の実験体だったんだ。一緒に地下の研究所から抜け出してきた。」
ネリ系とはなんだ。
「4号は?」
「4号はイカで、タコ軍団に捕まったアオリっていうアイドルを助けたらしいよ。」
「おし!改造できた!」
いつの間にかマルチミサイルの穴が片方10個計20個空いていた。
司令官はマルチミサイルを担いでボタンをおし、ミサイルを発射させた。
3号はほとんど何もせずにヤカンを出ることができた。
以上です!(^ω^)
ご視聴ありがとうございました!m(_ _)m
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