5月16日の行列のできる法律相談所の放送を持ちまして、DA PUMPを卒業したDAICHIさんのメディア出演も全て終了しました。
これからDA PUMPとしてのDAICHIさんを見ることは、ないのでしょう。あったとしても、何年か後になると思います。
私はDAICHIさんの卒業理由がヘルニアであることに少しほっとしています。
ヘルニアでよかったという意味ではなく、ヘルニアが悪化しないうちに、みんなに惜しまれているうちに卒業できてよかったな、という意味で。
ヘルニアは、少し私のトラウマなのです。
私や、私の近しい人がヘルニアというわけではないのですが、ヘルニアという単語にはいまだに恐怖を感じるのです。
私はあるフィギュアスケーターのファンでして、彼が現役の頃はフィギュアスケートもよく観ていました。主にテレビ観戦でしたが。
彼もヘルニアで、そのせいで、あと一歩で半身不随になったかもしれない危険な状況に陥って、氷の上の彼を永遠に失ってしまうかもしれない恐怖を感じました。
彼が引退を発表したときは、むしろ彼がこれ以上肉体を酷使して滑り続ける必要がなくなったことに、安堵したものです。
彼の場合、ヘルニア以外にも色々身体的に問題を抱えていて、まさに満身創痍、首から下に健康なところはないとか言われていました。
そんな状態で、祖国のため、ファンのために滑ってくれる彼がとても好きで、彼の演技をずっと観ていたいという思いもありましたが、半身不随になって欲しいわけがない。
身体を大切にして、残りの人生を幸せに過ごして欲しい、そう思いました。
今彼はコーチとして元気に氷の上にいますし、時々アイスショーにも出演しています。
悲しいことにならなくて良かったと、本当に思っています。
こういう経緯があるので、
DAICHIさんがヘルニアを悪化させて、二度と踊れない身体になったりしたら…
どうしてもこういう考えが頭を過るのです。
だから、そうなる前に、卒業してくれてよかった。
もしヘルニア悪化で、日常生活を送ることも困難になってしまったために、引退…
なんてことになってしまったら、どうしてもっと早い段階で辞めなかったんだと思ってしまうかもしれない。
そうなる前の卒業でよかった。
DAICHIさんの卒業は、寂しく感じます。
でもDAICHIさんの人生はまだまだ続く。
二十代の貴重な時間を、若さだけが全てではないけれど、やっぱり若いってのはそれだけで武器になるし、若いときの方が選択肢が多いことってあると思う、DA PUMPの一員として過ごしてくれたことが、本当に嬉しい。
彼の才能をそのダンスセンスを、DA PUMPのために使ってくれて嬉しい。
DAICHIさんが、たくさんのファンに、惜しまれつつ、卒業出来たことが嬉しい。
きっと先々で、ここにDAICHIさんがいれば、DAICHIさんだったらこんなとき、というふうに、寂しさを感じることがあるかも知れません。
でも、DAICHIさんが選んだ道が幸せに溢れていることを、これからの6DPが最高であることを、信じたいと思います。
DAICHIさん、今までありがとう。
6DPのみんな、これから先も、ずっと応援します。