課題の出来が酷い、だがそこがイイ。 | くるくるルーム

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猫と充実生活

いま通っているデザインの学校は
社会人の為の学校。


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デザインの仕事をしている人、
異業種な人、
学び直したい人、スキルアップしたい人、
いろんな受講者さんがいる。



しょっぱなから『講義』が面白い。

ずっとなんの気なしに使ってきた
フォントの「Q数」の「Q」って何?とか、
文字間、行間はなぜ「開ける」でなく「送る」なのかとか、
なぜ送る単位が「H」なのか、とか、

(写真植字機時代に歯車でギギギ…と文字や行を送っていた名残りなのよ!!なんと「歯」の「H」なのよぅ~!!)

知らなかった!ていうか、
何なのか疑問に思った事もなかった!!

背筋が伸びてハァハァキラキラする。


ところが、
わたくしの『実技』が酷い。

例えば、
ベタ打ちされた文字を文字間をツメたり開けたりして
バランスを整えましょう、
という課題。

文字をカッターで細かく刻んで、ピンセットでつまんで、移動して調節して、メンディングテープで留める。

mac登場以前の方法に手がプルプルする。


そうだ、こういう、決められた事をきちんと綺麗にやらなくてはいけない繊細な作業が苦手で
デザイン科に進まなかったのだ、と
思い出した。

あああああ、
macがあれば2秒で済む作業を、
なぜこんな、なぜこんな手間を……
と、思いながらこなし、

先生の所に持って行って見てもらう。

「できました!!!」

先生、チラと見て
「間隔が違うね」

「いえ!定規で測ったから同じはずです!!」

「そうかな?(測る)ほら違う。」

「あっ!!ほんとだ!!!!」


そんな事を何度も繰り返した。


反抗しているわけではない、

本当に定規で測って置いているから
見せに行く時は毎回自信まんまんなのだ。



なんかこう……
いかに自分がTHE・ダイナミックさんで
正しいと思ってる目視が適当だったか、
知ってしまった…。
知らなかった………。



あと、

「なんで文字間開けたの?」

と聞かれて

「裏と表で文字が埋める面積を合わせたかったからです!!(そのほうがいいと思ったから!!)」

と答え

「でも開けた事で濃淡の印象が違ってしまったよね。それより頭揃えをちゃんとする事が大事だよね。」

と言われ

「あっ!!ほんとだ!!!!」

となる。


デザイン上の決め事、課題の決まり事より、
自分がこうした方が良い、と感じた感覚で
絵を描くように画面を作る癖があると、
気づいたよ。


もうさ、生徒としてはぜんぜんダメダメなのだろうけどさ、

おそらく通常業務でもその癖は出ているのだろうと、
もう、
いきなり知れたからいいのだ!!!

だあぁぁぁぁ。
(;´༎ຶД༎ຶ`)うぉーー



まだ通学2週目ですが、
超学んでおりますよ。

この調子で一年間過ごしたら、
きっと私にとってとても良い。


何段階も別人の様に腕が上がる予定!!!!
┌(_ー_ ;┌ )┐(THE・ポジティブ!!!)