◆大地震でM7クラスまでのものは一か月ほど前からの動きで兆候が出るはず、そう考えています。だから能登半島の地震では12月からの記録の中にその兆候の重要な部分が多く出ている。◆しかしM9東北地震のような規模になると数年前から兆候が出るようになるのでは、と考えている。◆東北地震関する兆候といえるものはすでに2004年ごろに出ていた。東京で鉄筋コンクリートのマンション低層階でキュキュキュ。。。と建具がこすれるような音が不規則に出ていることに気づいた。ある時間帯だけではなく昼間のこともあれば夜中ごろのこともあり、小刻みなこともあればやや間延びしたものや大きいとき、小さい時などさまざま。低層なので風の影響もないし、地下鉄のように昼夜の差が出るものでもない。◆全く同じ音を、東北地震直後に撮影された須賀川の室内でのYouTube動画に見つけたときは衝撃的だった。阪神大震災前の微動が地震直後の余震の合間に多数活発に出ているのに気付いた時と同じ衝撃だった。◆実に7年ほども前からその兆候があり、なおかつその間のいくつもの内陸地震に先行する微動も存在する◆こうしたことから、少なくともM8クラスなら5年、それ以上の規模だと7,8年それ以上も前から何かしらの兆候が出てくると考えています。◆その兆候の継続時間や静穏期間が東北地震を境に変化し、微動も次々と長大なものが現れるようになり、ついに1006秒にまで達することとなった、これは東北地震前には見られなかったことです◆応力場を一変させるような地震が発生すれば兆候もまた傾向が変わってくる、私たちはそれを受け入れたうえでいちはやくその傾向に応じて予測していくしかない。◆