映画音楽という音楽ジャンルが好きです。

深夜のTV通販番組でムード・ミュージックやイージー・リスニングの括りに含まれておりますが、それらの番組では、学生時代に好きだったラジオ番組「ジェット・ストリーム」、「ミュージック・イン・ハイフォニック」、「クロスオーバー・イレブン」、「リクエスト・アワー(1)」等で聴いてきた、映画音楽も含む懐かしい音楽の触りが聴けるのでつい観てしまいます。

最近は、洋画であれば封切りから数か月で映像ソフトが販売されるので、映画音楽ソフトを購入して事前の期待や余韻に浸るという習慣が薄れてきたような気がしますが、それでも、気に入った映画音楽のサントラ盤は新作旧作を問わず今でも購入しております(例:菊次郎の夏(監督:北野武 1999)、タイタニック(監督:ジェームス・キャメロン 1997)、海街DIARY(監督:是枝裕和 2015)、天国にいちばん近い島(監督:大林宣彦 1984)、雪の華(監督: 橋本光二郎 2019)等)。

自分は映画音楽のコンピレーション盤に登場する映画音楽の名曲が好きで、ヘンリー・マンシーニ、フランシス・レイ、ニーノ・ロータ、ミシェル・ルグラン、チャールズ・チャップリン等による至極の旋律は優秀なオーケストラの演奏であれば、それが特にサントラ盤でなくても聴いていて幸せな気持ちになります(2)。

そのような中で、10代の頃から大好きな映画音楽でありながら、まだ本編を観ることが出来ない作品としてナタリーの朝(監督:フレッド・コー 、主演:パティ・デューク 1969)があります。

上記ラジオ放送でエア・チェックしたテープに入っていた曲ですが、それがヘンリー・マンシーニの作品であると判ったのは10年前に購入したヘンリー・マンシーニのコンピレーションCDに含まれていたからです。

映像は現在廃盤ですので、入手し易い価格での再発を望みますが、先般原作を古本で入手し読了しましたので、映画の再発を気長に待とうと思います。

 

1)ビリー・ヴォーン楽団の「真珠貝の歌」で始まる日曜18時から放送されていた石田豊アナウンサーMCのFM番組。

 

 (2)細野晴臣の著書「映画を聴きましょう」(2017)でポール・モーリア等のイージー・リスニング作品の再評価を仄めかす文章を読みましたが、音楽好きということで両親がポール・モーリアOrch.とペレス・プラード楽団のコンサートに自分を連れて行ってくれたことに、今の自分は心から感謝しております(好きなポール・モーリアOrch.の演奏は多いのですが、モーリン・マクガバンが歌ったポセイドン・アドベンチャー(監督:ロナルド・ニーム 1972)の挿入歌「モーニング・アフター」は特に思い入れがあります)。 

 

追記: 

 

ラスト・コンサート(監督:ルイジ・コッツィ 1976)を高校2年の時に観ましたが、モン・サン・ミシェルの映像と主題曲には魅せられました。

1970年代後半に恋愛映画を観た世代の映画音楽の名曲ではないかと考えます。

 

②上記以外に学生時代に聴いていたラジオ番組は、木曜夜8時からのFM「ジャズ・フラッシュ」(MC:児山紀芳、本多俊夫)、AM「若いこだま」(MC:渋谷陽一)、FM「ポップス・ベスト10」(MC:セーラ・ロウエル)でした。

児山紀芳は札幌のジャズ喫茶「act:」で開催された氏のレコード・コンサートに参加した思い出があります。

 

 ③本内容は引越し前のブログで2017年12月28日に掲載した文章の変更・大幅加筆による再掲載です。

 

§「都内某所のビル内装飾」