マドンナのフーズ・ザット・ガール(監督:ジェームズ・フォーリー )は、自分にとっては理屈抜きに愉しめるコメディで、これまで何回観たか判りません。

特に、マドンナの大ファンという訳ではありませんが、一度この映画を観てしまったことで、この映画の摩訶不可思議な魅力に嵌ってしまいました。

余りに荒唐無稽な内容なので、最初観たときは笑うポイントをかなり見逃してしまい、左程ピンとこなかったのですが、あとからじわじわと、もう一度観てみたいという気持ちが湧いてくるという奇妙な体験でした。

映画は、冒頭のワーナー・ブラザース(WB)のロゴが開いてアニメのマドンナが出てくるところから始まりますが、その数分のアニメはとうしてマドンナが刑務所に居るのかを教えてくれるという、粋なスターターになっております。

そのあと、数年に一度のパタゴニア・ピューマの交配日の為にマンション内のジャングルで暮らす富豪にピューマを届けたり、別の富豪の娘と婚約中の弁護士と殺害された彼氏の犯人捜索中に弁護士とジャングルで結ばれたり、婚約中の富豪の娘がボディ・ガードと出来ていたりと、前衛的とも言える支離滅裂なストーリーが、強烈なインパクト映像と伴いながら進行していくという感じです。

ストイックにステージ活動を続ける現在のマドンナとは違って、若干コケティッシュだった頃のマドンナ(挿入歌「ボニータ」の頃)ですので、スラップスティック・コメデイタッチのこの様な作品では、彼女のコメディエンヌとしての魅力が良い感じに発揮されている様に思います。

 

PS 余談ですが、1980~90年代のマドンナの作品の何枚かは(「トゥルー・ブルー」、「レイ・オブ・ライト」等)、音の良さに定評があって、オーディオ雑誌の視聴記やオーディオ・フェアで良く演奏されておりました。

今聴いても音のヌケの良さは素晴らしいと思います。

 

⇒引越し前のブログで2017年10月に掲載されていた内容の再掲載です。