さて、JKGナイフショウに行くと、一番最初にお会いできるのが、鈴木刃物製作所のテーブル。

鈴木美朗氏と鈴木寛氏のご兄弟で「鈴木刃物製作所」。

右に立たれているのが美朗氏(親しみを込めてアンチャン)

こちらが寛氏。座っているのは寛氏の奥様。

今回は売り物が少なく、製作途中の展示もあったが、材料の販売は好調のようだった。

これだけのハンドル材が格安というのが大きな魅力だろう。

それと、お二人の人柄か、多くの人が話しかけていて、賑わっていた。

私もちょっと(?)立ち話&長話。

 

今回は、会場に入ってすぐ右にはKiku Knives:松田菊男氏のテーブルがあった。

私が入場した12時頃には、松田氏のテーブルには7,8人が行列を作って、順番待ちの状態だった。

Kikuさんとも面識がある、というか、Kikuさんが釣ったビワマスを前に頂いたので、今回は黒糖焼酎でお礼で、ちょっと長話。

世界的に有名で人気のあるKiku Knifeは、やはりというか、すごい勢いで売れていた。

興味を惹くものもあったのだが、去年も購入したので、今回は他の人に購入のチャンスを譲らねば(笑)

で、Kikuさんのテーブルの横には、黒澤次夫氏のテーブル。

黒澤氏は、昆虫や魚や野菜の中にナイフを忍ばせるという、唯一無二のものを作られる。

私も以前にオクラのナイフを買ったが、本物と間違う出来栄えが最高。

今回もハンミョウ、ドジョウ、ワカサギ、ハコフグなどの中に、一風変わったものが…

目や体に蒸気機関車のパーツを身に着けたスチームパンクなカサゴ!

隣のフグとともに、新たな展開で面白い。

これだけ手が込んでいて、仕込まれたブレードはちゃんと切れるのもイイ。

 

個性的な鍛造ナイフを展開する靍田雅彦氏

昨年のJKGショウの後に、数人のナイフメイカーさんとの懇親会でお会いしたのだが、

実に面白い鍛造に取り組んでおられ、興味深いテーブルだ。

チタンやスプリング鋼を鍛造したり、モンキーレンチからナイフに作り上げたものなど、実に面白い。

いろいろと質問するお客さんが多く、中々テーブルの前から人が切れない感じだった。

いろんなナイフが並ぶのとは反対に、ナイフが1本だけ展示されていたのは重野守氏のテーブル。

1本とはいえ、これがスタッグクラウンのハンドルが付いたファイターで、スゴイ1本。

実は、JKGショウのテーブルに新作が2本並ぶとSNSで見て、ご本人にも楽しみなことを連絡していた。

聞くと、当日、10:30の関係者向け開場と、11時からの一般開場で、2本とも即売れたそうだ。

北海道から買いに来たという人だったとのことで、それは意気込みが違い過ぎた(笑)

重野氏はアメリカでの人気・評価が特に高く、アメリカのナイフショウを中心に活動されていた印象がある。

私も以前オーダーしたが、出来上がってきたナイフは実に素晴らしいものだ。

ここ2年ほどJKGショウでお見掛けしているので、「アメリカのショウには行かれないのか?」と伺ったが、

最近の円安傾向から、当分は国内でということだった。

渡航代と宿泊代が2.5~3倍になっているということで、それは納得。

ただ、オーダーはアメリカから入ってくるので、お忙しいようだ。

と、ここでも長話。

 

立ち話&長話が続いたので、ナイフの写真も撮っていないし、ここまでナイフを買ってもないぞ…