「かわせみ」
青い宝石ともいわれるキレイな小鳥だが、その名前が付いたTomzyこと荒川知芳氏作のナイフ。
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かわせみの長い嘴、飛んでいるときの流線型のようなラインが、全体のデザインに生かされているように思う。
ラブレスとは違う、荒川氏オリジナルのラインであり、代表作の一つだと勝手に思っている。
これまで、ショウで数度は目にし、手に取っていたが、なぜか購入していなかった。
が、改めてブログなどの写真を見ると、やはり入手しておくべき一本だと思い、荒川氏にご連絡させていただいた次第。

その際、「シースに気になるところがあるので、新たに作り直したい」という申し出でがあった。(真面目で誠実な荒川氏の姿勢には感謝です。)

で、届いたシースは、荒川氏のブログでも紹介されていたが、無駄のない・しっかりとした作りだ。
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上は、同じ刃長のドロップポイント用のシース(作者は別です)
下が、荒川氏作「かわせみ」用シース

ナイフ自体がスリムなこともあるが、同じ刃長を持つナイフのシースとしては、ミニマムな作りであることが分かる。

ブレードはシャープで美しい。
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ハンドル下の黄色のスペーサーが効いていると思う。
また、ハンドル材はアクリルのようだが、その色合いが正に「かわせみ」という名に相応しいと思う。

「かわせみ」 漢字では翡翠と書いたりもするが、一字で書くと『翠』らしい。

この『翠』という字自体が鳥を語源に持つそうで、「混じりけのないキレイな羽をもつ鳥」ということだそうな。

内輪ネタだが、「翠」が、私の妻の旧姓であり、何か運命的なものも感じたりしている。
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