インテグラル・ハンドスケルペルの報告の続き

今回、イングレーブを星山さんにお願いするに当たっては、大きく強い彫りとデザインをとリクエストした。

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イメージ 3立体感の彫りだと思う。(写真で感じられるといいのだが)
また、ボルスターの上下で違うパターンが彫られているのも、遊び心が感じられる。

上部の彫り
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下部の彫り。一番下には星山氏のイニシャルも。
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背景を白と黒と両方で撮ってみたが、黒バックのほうが締まって見える印象を受けたので、黒バックにしてました。

シースについても書いてみたい。
相田義人氏のハンドスケルペルは袋状のチューブシースがスタンダードと思う。
しかし、私はスイベルで吊るチューブシースが好きではない。
そのため、内田さんには通常のラブレス・ポーチタイプと注文を付けた。
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縫い目を見ると、かなり小さく仕上げて、「攻めた」造り。
それに加えて、着脱に便利なベルトクリップの提案があり、この仕上がり。
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小さなナイフにふさわしい、無駄がなく美しいシースになっていると思う。
表面のキズは、牛が生きているときからのものだろうから気にならない。
ラブレスさんが使っていたという革だろうか?
以前入手した内田さんのシースとは、革の感触が違う気がする。
より固くなっていると思う。

雑談から1年で生まれてきたナイフは、素晴らしいものとなって手元に届いた。
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ナイフ製作の内田さん、彫りの星山さん、両氏に感謝です。

ただ一つだけ、手持ちのワーキングナイフには革でストラップを付けているのだが、このナイフに付けると、折角のエンドボルスターの彫りが隠れてしまうなぁ。
使うのは、他のものにするか(笑)