二時間番組のちあきなおみさん特集がありました。
数年前にハードディスクがおじゃんになり、強烈な世界観でちあきさんの魔性で狂気的な歌唱が圧巻の夜へ急ぐ人の映像が手持ちとしては観られなくなりました・泣
もしかしたら今夜観られるかも？と淡い期待を抱いて鑑賞。
残念ながらその映像を拝むことは叶いませんでしたが、その分初めましての名曲や映像が沢山で感謝でした☆彡
まだ一度しか鑑賞できていないのと観ながらブログを書けないので、歌については余り書けませんが感想を少し↓おじぎ↓(別日にでもと思いましたが、多分忘れる・汗)
ちあきさんの歌でも人の歌でもどんな歌もご自身の中で世界観を理解し、見事な表現力で魅せて聴かせてくれました。
番組の中で船村徹先生のお話をお聞きしながら母と、ちあきさんってひばりさんみたいだね～と話していると、
ひばりさんもそうなんだけど・・・と先生のお言葉にびっくりしました～お言葉にというより、同じように感じてくださっていた事に驚きました。(あとタイミング・笑)
そしてちあきさんの事、音符の裏側を読んでくれるとのお話に、そうそう！わかるわかる～！というと、母に友達じゃないんだから・・・と言われました・苦笑
先生へ砕けた口調で大変失礼致しました↓おじぎ↓(深々)テレビへの独り言だと思ってやってください・汗
歌唱の受け取り方は人それぞれかと思いますが、個人的に感じた事を書かせていただきます↓おじぎ↓
まず目線が違う。
喝采を歌われる時、一点を見つめたまま最初に手を上げる仕草に、幕は上がって歌っている彼女と、歌いながら彼を想う彼女が見え、人の為に歌っている傍ら彼女が見ている情景は彼との日々のようでした。
相手にかける歌唱はちゃんと歌に合った表現で歌いかけていますが、情景を見せる歌では目でその歌の主人公がどんな想いで何を見ているのかを聴かせて魅せてくださり、まさに歌の人物になりきられていました。
そして表情。
歌いかけるような歌はちゃんと語りかけたり、軽やかな歌唱は楽しげに、魅せる歌唱では世界観の人に。
歌に合わせた表現をきちんとされていて、歌に合わない表情など無駄な表情がない。
そりゃカメラ目線で笑いかけられたら嬉しくなりますよ～歌の表現に合っていたらですが・・・様々な方の歌唱を聴く中でその歌で笑わないで！とかその歌は柔らかく微笑んで！など思ってしまう(個人的見解です↓おじぎ↓)時もあり、ちあきさんにはそれが一切ない。
表情といえば、ねえあんたでの夜の女性とお客さんとのやりとりがすばらしく、そこにお客さんが本当にいるかのように対話していて、時に喋るように時に歌うように、お客さんがどういう言葉をかけたかわからなくても、ちあきさんの多彩な表情と歌唱から感情の温かさや切なさが伝わってきました。
お声もハスキーでうっとりしてしまう心地よい美声。
でも美声だから凄いのではなく、その美声を活かして表現されているから、可憐だったり妖艶だったり素朴だったりと歌に合った聴かせる歌唱はもちろん、映画のような美しい歌や舞台のような魅惑的な歌や風刺的な狂気を感じる歌などの歌唱が素晴らしいのでは思いました。
歌の向き合い方がずば抜けていらっしゃると方だなと。
そして様々な先生方の作品を歌われていたことから、先生方の想いをきちんと受け取って、歌との向き合い方も学ばれていたのではと思いました。
船村先生を番組で拝めた時、先生のような方がいらっしゃってくださったら、歌謡界の表現がもっと広がっていくのではと・・・歌と向き合う時にご自身だけで解釈されてもそれが表現として受け入れられるならそれはその方の向き合い方が素晴らしいと思いますが、時にご自身では気づかない魅力や解釈の仕方を師事できる方がいらっしゃってくださったら、歌人の方々には心強いのではと。(余計なお世話じゃ・拳)
もちろん大好きな歌唱をしてくださる方も沢山いてくださりますが、今の歌謡界全体を見た時、ちあきさんやひばりさんや歌手協会さんの番組などで昭和歌謡をお聴きすると、この頃の方々の歌唱ってやっぱり凄いな～と。
聴かせどころでゴリゴリ盛り上げず歌に合わない表情もなく型にはめて譜面通りにではなく、心で歌われているなと感じます。
・・・ちあきさんのすばらしさを書きたかったのに余計な事まで失礼致しました・汗汗
今頑張られているお気に入りの方々はこれからもひっそり応援させていただきます↓おじぎ↓深々
余計な事まで語ってしまいましたが、歌について好きな事だけを書きたいならお気に入り名曲集などを書けば良いのでしょうが、これまたいつになるやら・苦笑
夜へ急ぐ人や黄昏のビギンなど個人的にお聴きしたかった名曲は今回の番組では拝めませんでしたが、それはいつかに期待しつつ今回初めましてだった歌唱に聴き惚れたいと思います♪
最後まで読んでくださりありがとうございました↓おじぎ↓