今週はレッドアーバインが土曜の新潟9Rに出走。相手関係もそこまでですし、前走から1ハロン短縮でより良さが出てくるはず。状態もよさそうなので、ここは好走を期待したいですね。
本来ならば出資馬の近況記事で記載するお話なのですが、来週月曜日の40口の価格発表前に個別記事をひと通り書き終えてしまいたい都合からこちらであっさりと。
 
というわけで今日も社台から1頭。残り2本の記事で完結させて、13日の価格発表に備えたいと思います。
 

 

 

マジックリアリズムの23 (牡)

予想募集価格:100万円/口

配合:モーリス×ディープインパクト

生年:4月2日生、母7歳時(2番仔)

母 :JRA1勝

祖母:ソーマジック 3勝(’08桜花賞🥉)

叔母:マジックキャッスル(ディープインパクト) 2勝('21愛知杯🥇)

  :ソーダズリング(ハーツクライ) 3勝('24京都牝馬S🥇)

叔父:ソーヴァリアント(オルフェーヴル) 5勝(チャレンジC🥇×2回)

母はクラブで募集され1勝でしたが、兄弟からは3頭の重賞勝ち馬を含む多数の活躍馬を輩出している祖母ソーマジックの孫となります。ちなみにですが、そのソーマジックの子は2年連続不受胎だったとのこと。今年で19歳になりますが、今年の種付けがラストチャンスになりそうですね。

3代母スーアのこの牝系ラインは、ソーマジック一族のみがトチ狂ったような活躍を見せており完全突然変異。母ソーマジックの偉大な仔出し能力を、孫世代が引き継いでいるようであればここから牝系の多大なる繁栄も期待できますが、どうでしょうか。

1つ上の初仔アヴァンポップ(マインドユアビスケッツ)は社台で1口70万円募集。モーリス牡馬に変わっても、母の成績+社台TCを考えると100万円で収まってきてほしいですけどね。値付けがどうなるかが最初の焦点となります。

 

モーリス×ディープインパクトの配合については過去の記事で取り上げていますので、そちらをご参照ください。

サンデーのアルミレーナ23で取り上げた事項との差別化点でいうと、この馬は母系のFairly Kingがモーリスの中のSadler's Wellsとの全兄弟クロスを発生させています。これが良いことかといわれると・・・どうなんでしょう。なんとも言えない気がしますね(笑)。

 

というのも、モーリス自身は快速マイラーだったわけですが、種牡馬として産駒に伝えているのはRoberto・Sadler's Wells由来のタフさとパワーで、スピート能力の遺伝にはやや乏しい傾向にあるという印象。そこにFairly Kingとの全兄弟クロスが入ってくると、より欧州的なパワーに勝った配合になってしまう印象で、果たしてスピード能力が足りるのかという疑問点が湧いてきてしまうわけです。杞憂であればよいんですけどね。

 

スピード面の能力を、いかに母父ディープインパクト+母系から引き継いでいるかというのが一番の注目ポイントでしょう。動画やツアーでの動きから、自分なりに見極めていきたいですね。