今日の日経朝刊１面は「上場企業の４割は実質無借金」という記事でした。
これを見て、さすが上場企業と思いましたが、中小企業がマネをするのは少し考えた方がいいと思います。
中小企業でも無借金だと確かに財務体質は良く見えます。
でも、無借金だと危険かもしれない場合があります。
中小企業は基本的に体力があまり無いですから、いつでも銀行からお金を借りられる状態にあるべき。
取引先の倒産とか、突発的な事故だとかが起きた時にお金がなければ倒産です。
いつでも借りられるようにするためには、借入をして返済の実績を積んでいること。
銀行の担当者とコミュニケーションを取って、自分の会社の状況を頭に入れておいてもらうこと。
この方が、無借金経営の財務体質がピカピカの会社より借りやすいかもしれませんね。
もし、無借金の会社が急に融資の申し込みをしてきたら、
「なぜ急に借りに来るの？もしかして今落ち目？」なんて思う担当者もいるかもしれません。
上場企業と中小企業はまったく別に考えた方がいいですね。
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多摩市の税理士 黒川明