「どうして、放って置かないの?どうして?」
「僕は、取り残されたことがあります。」
「?」
「一人だけ、闇に取り残されて。本当に一人ぼっちで真っ暗で。」
「うん。」
「そのままだったら、僕は消えていたと思う。」
「あぁ、それで・・・。」
「放って置かれて、取り残される悲しさと虚しさ、それを知っているから、僕にはそんなことはできないから。」
「優しいな。お前は」
「優しくなんてありません、何が優しいのかわかりません。僕は無力だった。何もできなかった。」
だから・・・僕は―
「優しくなりたいです。」
お前は十分優しいよ。
大丈夫だから・・・・・。