「どうして、放って置かないの?どうして?」

「僕は、取り残されたことがあります。」

「?」

「一人だけ、闇に取り残されて。本当に一人ぼっちで真っ暗で。」

「うん。」

「そのままだったら、僕は消えていたと思う。」

「あぁ、それで・・・。」

「放って置かれて、取り残される悲しさと虚しさ、それを知っているから、僕にはそんなことはできないから。」

「優しいな。お前は」

「優しくなんてありません、何が優しいのかわかりません。僕は無力だった。何もできなかった。」


だから・・・僕は―



優しくなりたいです。






お前は十分優しいよ。


大丈夫だから・・・・・。

「行かないで、行かないで。」

機械のようにその言葉をずっと言った。


でも、そんなことを言っても現実は変わるわけが無かった。

でも、そう言わないと狂ってしまう。僕の何かが壊れてしまうと思って。

僕はずっと、言い続けた。


それでも、どこかへ行ってしまった。

戻ってくるのか分からない。

寂しくて・・・寂しくって・・・・・。

「どこにも・・・いか・・な・・い・・で・・くだ・・・さ・・・い。」


途切れ途切れに、泣きそうに言った。


『傍に居たい。ずっと。』


それは叶わない願いだったなぁ。


僕は幼稚だ。

この先は血や痛々しい表現がありますので、

自己責任でお願いします。苦情はうけつけませんので。


大丈夫な方はどうぞ↓↓↓





「あーぁ・・・。」
一人の少年が、家のベランダに立っていた。
「なんでこうなったのかなぁ・・・・。」
左手にはナイフを持っていた。
「僕が死んだら・・・誰か泣くのかな・・・。」



「くるな!!」
「やめろよ。」
「あっちいけよ。」



そんな日々が続いたことを思い出す。

「・・・・あぁ・・・永遠の眠りにつけたら、どんだけ楽なんだろう。
もう誰にも会わないですむだろうなぁ・・・。」




僕は左手のナイフを見つめ。
そして、




   グサッ。




右手の手首に斜めに切った。
瘡蓋になっていた傷口はまた開かれ赤い血がまた流れる。
気持ち悪い感触と血の色には、いつになっても慣れない。
デスグロイ光景だった。



僕は何度も何度も、右の手首を斜めに切った。
ベランダの床に赤い血の跡をのこした。


気が済むまで、切ると
手首は、もう青くなっていて
普通の人には見ていられない状態になっていた。
でも、僕はその傷口をジッと見て笑った。

一番大嫌いな人(自分)を傷つけられるのは
とても嬉しいことだ。



「このまま大量出血で死なないのかなぁ。」と僕は思った。


あーぁ・・・今日もつまらない一日だ。