整腸薬、腸内細菌 | 見た目若けりゃ中身も若い

見た目若けりゃ中身も若い

科学的に効果が高いと言われるアンチエイジング法を書いています。実際に自分が行っている方法を主に書きますが、興味持った新しい方法なども書いていきます。

なぜ、僕は整腸薬をとるのか?
今回は長いので、先に結論を書きます。
整腸薬をとることで腸の働きを整えることができ、健康に繋がるからです。

腸は消化・吸収が行われるとともに、体内の毒素を便として排泄する働きを担っています。他にも腸は第二の脳と言われ、セロトニン(脳に存在している神経伝達物質)の95%が腸で作られます。また、腸には免疫細胞全体の約6~7割が集中しているので、免疫力を高めるためには腸の働きを整えることが大切になります。
セロトニンに関わる薬としては、うつの症状を改善する薬、消化管の活動を活発にし消化不良を改善する薬として使われたりもします。

腸の中には腸内細菌が生息しており、その数は1000種類以上、100兆個にも及んでいます(80%はまだ未知の菌種)。腸内細菌が腸管細胞とお互い影響することによって腸の働きを保っているので、腸内細菌はとても大切な存在です。腸内細菌の大多数は善玉菌でも悪玉菌でもない、日和見菌です。日和見菌とはまわりの多い菌の方に変わってしまう、いわゆる大勢に流されやすい一般人みたいなものです。善玉菌が増えると日和見菌が善玉菌と同じ性質を持ってくるので、善玉菌を多くしておくことが大切です。逆の話にもなりますが悪玉菌も体内には必要です。悪玉菌は不消化物を早く体内から排出するために異常発酵を起こし有毒なガスを出させて、腸を刺激しガスや便の排泄を促しています。要はバランスが大事なのです。

腸内細菌は個人個人で異なり、家族で似る傾向はあるものの双子同士でも有意に異なります。遺伝的な要因よりも、食生活、生活習慣が影響を多く与え、生活を共にしていない一卵性双生児よりも生活を共にする夫婦の方が腸内細菌は似てきます。生活を共にする夫婦が高い確率で同じような病気を発病するのにも関係があるのでしょう。
母乳を主食とする新生児の腸内ではビフィズス菌が優勢で腸内細菌全体の90%程度を占めています。新生児の便が酸っぱい臭いなのはビフィズス菌の影響です。離乳してさまざまな食品を摂取するようになり多様な菌が増えることによって臭いが変わってくるのは、食習慣が腸内細菌に影響を与える、非常にわかりやすい例です。
無菌マウスに肥満型マウスと痩せ型マウスの腸内細菌を各々与えたところ、肥満型マウスの腸内細菌を与えた方が体脂肪が有意に増加した、という研究報告もあるように、腸内細菌は肥満にも影響があるようです。

補足ですが、ヨーグルトは胃腸に良いとは言い切れないのです。日本人は、乳糖を分解する酵素が少ないので、消化不良を起こし下痢を起こしてしまいます。これを便秘が改善されたと勘違いをしてしまうのです。日本人には味噌や納豆などの植物性の発酵食品が良いと思われます。もう一つ、乳酸菌は生きている方がいいと言われていますが、必ずしもそうではないのです。死んだ菌でも乳酸菌の効果はあるので、生きていることよりも、純粋な数の方が重要になります。

腸内細菌は、最近色々な学会で新しい報告が行われ、どんどん新しい情報が増えてきている一番ホットな話題になります。未知な部分が多いですが、健康に役立つデータが多いので、善玉菌を増やして腸の環境を良くするのは有益です。

ですので、乳酸菌をとることをお勧めします。
そうすれば、健康を保つ手助けとなってくれます。

11月22日追記
ブログ引っ越しました♪( ´▽`)
http://blog.livedoor.jp/kurosophia0318/になります( ´ ▽ ` )ノ