「ぎごちない」「ぎこちない」 辞書 | tobiの日本語ブログ それ以上は言葉の神様に訊いてください

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日本語アレコレの索引(日々増殖中)【33】
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1986890608&owner_id=5019671

mixi日記2024年06月日から。

 FBで出た話。
https://www.facebook.com/akira.takahashi.14/posts/pfbid0mzjk9omoMyoZzLKYnF1mQCFKxJEETUWwouxdaDHU7L8jxnHMzHU6WKkWA5rCoGsUl

「ぎごちない」「ぎこちない」に関する質問。
 これはずいぶん古い話になる。当方のコメントを回収する。

━━━━━━━━━━━引用開始
「ぎごちない」「ぎこちない」
 結論だけを書くなら、どちらもフツーの日本語です。いまは「ぎこちない」が圧倒的に優勢のようですが、本来の形は「ぎごちない」でした。
 当方は、なぜかこれと「まぬかれる」「まぬがれる」をセットで覚えています。
 こちらもどちらもフツーの日本語です。いまは「まぬがれる」が優勢のようですが、本来の形は「まぬかれる」でした。昔は「免れる」は「まぬかれる」としか読めないルールでした。常用漢字表が改定されて、やっと〈「まぬがれる」とも〉読めることになりました。
 ちゃんと書こうとすると、かなり長くなります。
 ということでリンクで逃げます。
 まず下記ですか。
【「くらい」と「ぐらい」】
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=28491946&comm_id=398881
===========引用開始
[40] tobirisu
2008年06月23日 11:06
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 いろいろなご意見ありがとうございました。
 波風は立てたくないのですが、不当に貶められた言葉にかわって、少し書きます。

 その後、調べてみた結果、結論のようなものが見えた気がします。

●まぬかれる/まぬがれる
→本来の形は「まぬかれる」。いまはどちらかと言うと、「まぬがれる」が優勢。

●ぎこちない/ぎごちない
→本来の形は「ぎごちない」。いまは圧倒的に「ぎこちない」が優勢。

 ということになりそうです。断言する気はありませんので、とくに「根拠はこれ」とあげるのはやめておきます。興味のあるかたはお調べください。できれば、調査結果のレポートをお願いします。大きめの辞書を何冊か調べても、ネット上で調べても、いろいろ出てくると思います。

 これはお願いなのですが、使用頻度の低い言葉を「方言」扱いするのはやめてください。自分の感覚だけを根拠にむやみに断言するのもやめましょうよ。「自分が見聞したことがない」という理由だけで決めつけるのは、決して賢明な態度ではないはずです。知らない人が聞いたら誤解します。
 断言調でコメントするなら、せめて辞書くらいひいたうえでお願いします。なんの根拠もなく他者の意見を否定する態度は混乱を招くだけでしょう。辞書の記載は絶対ではありませんが、何冊か見ればわかってくることもあるはずです。
===========引用終了

===========引用開始
[41]
2008年06月23日 12:12
興味を持ったので明治時代に出版された「ことはのいづみ」と大正時代に出版された「廣辭林」という辞書を引いてみましたら、どちらも「まぬかる」「ぎごちなし」と出ていました。この頃の辞書って文語体なんですねぇ。
===========引用終了

 このテの話をいくつか。
【清濁の話──これくらい/これぐらい ころ/ごろ まぬかれる/まぬがれる ぎこちない/ぎごちない きかえる/きがえる】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2321.html
===========引用開始
  着替え=きがえ
  着替える=きかえる
 たしかに辞書はそうなっている。理由はわかりません。
 ただ、さすがに「着替える=きがえる」を×にする勇気はない。「着替え=きかえ」はちょっとヘンな気がするけど×ではないだろう。 
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 スゴいのは「すさまじい」。
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『三国』独特の項目

『三省堂国語辞典』が、いち早く新しい語や用法を取り入れた例を、以下に若干挙げる。なお、これらのうちには、後に他の国語辞典も採用するようになったものも含まれる。
「あっけらかんと」 以前は「口をあけてぼんやりしているようす」という意味しかなかった。ところが、「明るくてこだわらないようす」という意味や、「あけっぱなしでかくさないようす」という意味が生まれていることが用例で分かり、第3版から収録された。
「気が置けない」 「気がね・遠慮しなくていい」という意味のほかに、「気がゆるせない」の意味で使う者が現れた。第3版以降、この意味が「〔誤って〕」と冠して収録された。
「すさまじい・すさましい・すざましい・すざまじい」 いずれも、実際にある語形である(「すさまじい」の項目に列記されている)。これらの語形をすべて収録した辞書は、いまだにないと思われる。実際に用例を確認しなければ、このような記述はできない。第3版から収録された。
(以下略) 
===========引用終了
━━━━━━━━━━━引用終了

 

 


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