■事例4  Yahoo!知恵袋 「拝読させていただく」や、「拝見させていただく」は二重敬語? | tobiの日本語ブログ それ以上は言葉の神様に訊いてください

tobiの日本語ブログ それ以上は言葉の神様に訊いてください

 フリーランスの編集者兼ライターです。
 主として日本語関係のことを書いています。

「記事」ではなく質問サイト。 

 時々とんでもないものを目にする。「どこかで読んだような書き方だなぁ」と思った。 

 

 

【ネタ元】Yahoo!知恵袋 

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14126877319 

==============引用開始 

「拝読」とは、「読む」の謙譲語I(つまり、自分をへりくだっている言葉)です。「いただく」も「もらう」の謙譲語Iであり、二重敬語になるため併用はNG。「拝読いたします」を用いることが一般的ですが、「いたす」が「する」の謙譲語IIになるため、こちらも二重敬語になってしまいます。 

..この場合は、「拝読します」で十分なのですが、「拝読いたします」が一般的になっている今、間違っていると思われてしまうこともあります。そのため、「拝読いたします」は、決して間違った表現とはいえないようです 

==============引用終了 

 

 事例3のリンク先と見比べてほしい。 

【ネタ元】マイナビウーマン 

【間違いやすい言葉づかい「資料を拝見させていただきます」】 

http://woman.mynavi.jp/article/131203-115/ 

==============引用開始 

「拝見」とは、「見る」の謙譲語。つまり、自分をへりくだっている言葉です。「いただく」も「もらう」の謙譲語であり、二重敬語になるため併用はNG。「拝見いたします」を用いることが一般的ですが、「いたす」が「する」の謙譲語になるため、こちらも二重敬語になってしまいます。 

 この場合は、「資料を拝見します」でじゅうぶんなのですが、「拝見いたします」が一般的になっている今、メールなどでは間違っていると思われてしまうことも。そのため、「拝見いたします」は、決して間違った表現とはいえないようです。 

==============引用終了 

 

「拝読」を「拝見」にして、細かい点を書きかえている。 

 露骨なホニャラララと言うかヘニャララ。 

 それも十分問題だが、それ以上に問題なのは、内容がチョメチョメってこと。そりゃ元がチョメチョメなんだから、そうなるに決まっている。 

 たぶん偶然なんでしょうね。 

 

 ネット上ではこういう偶然がどれくらい起きているんだろう。 



 


語学(日本語) ブログランキングへ