元祖⁈「小麦色の娘」は赤軍のっ…! | 破滅の美学〜絶望と希望の狭間で〜

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過去に書いた詩や英語の詩やエッセイもどき、哲学のコト、X JAPANのコト、芸術のコト、などなど。時に過激で人畜有害かも?

小学生の頃、5、6年生は、音楽室に移動して、音楽の先生のもとで授業があった。ほとんどが歌を歌う時間だった。だが、教科書、歌集ともに、これまたほぼ全く使わななった。先生が、歌詞を大きな文字でサインペンで大きな模造紙に書いたものを黒板に貼り、楽譜はないので、先生についてなんとなく歌いながら覚える、といった感じだ。


丸々一時間、歌を歌う、という日も少なくはなかった。先生が、みんなの顔を見回し「なんかみんな今日元気なさそうだね!じゃあ今日は歌って元気になろう!」といった具合だ。


だからアタシは歌を歌うのが大好きになった。先生はたまに、大きな口の人は、大きく口を開けて歌を歌うから、歌がうまいんだよ、なんて言っていた。若い女の先生だった。


模造紙に書かれ、歌集にもなかった歌とは、例えば、モーツァルトのオペラに、それらしき日本語の歌詞をつけたものとか(鳥刺しパパゲーノ、とか)、美しく青きドナウだとか、宮沢賢治の詩に、曲をつけたものだとか、今考えると、大人になって知っていてよかったな、と思えるような、元が素晴らしい曲や詩であった。


そんな中でもアタシがぶっち切り一番好きだったのは、小麦色の娘、という歌。3学年下の妹も、同じ音楽の先生だったから、アタシが卒業してしまってから、この曲の伴奏の楽譜をもらえないか先生に聞いてくれ、と妹に何度も頼んだくらい、伴奏までも好きだった。


しかしこの歌、30代初め頃だったか、なんとなくネットで調べてみたら、旧ソ連の軍歌だということがわかり、愕然としたのだ。


それからまた月日は経ち、つい先日、妹とラインをしていた中で、思い出したので、今度はspotifyで調べてみたら、見つかった!しかも日本人!しかも歌詞が同じ!ウッソー、これって昭和の歌謡曲みたいな?両親に聞いたら、二人とも、この歌手、懐かしいわねー、こんな人いたな、と、知っていた。


だが問題は旧ソ連の方だ。旧ソ連?だよな、時代的に。ロシアと呼ばれるより前だよなぁ、とりあえずそれは置いておき、単なる軍歌かと思っていたら、赤軍の歌みたいに書いてある。しかし何と歌っているかは全然わからない、当たり前だが。


早速、妹にシェア。妹も、まずは懐かしすぎて超びっくり、次に、昭和の歌謡曲?で超びっくり、さらにそれより前に元は日本語ではなく旧ソ連の軍歌だったみたいだというのでさらにびっくり。


うーむ。よくわからないけど、なんだかフクザツ〜。アタシの青春〜。今も知らないで、ピアノで伴奏弾きながら大声で歌ってたりしてら、もしかして危険だったの??