ある。
というか、高校卒業後、大学に入ってからは、ずっと自分でブリーチしていた。カラーなんてものではない。
まず高校の時にパーマをかけた。わが学習院女子部では、華族女学校時代の「高等科生は、パーマネントをかけてよろしい」という校則が生きており、それに見事に乗った高等科生は、こぞってパーマをかけていた。おそらく華族なんかだと結婚が早いとかなんだかんだあって、そのときにパーマをかけているのは当時としてはまともな髪型だったのだろう。
で、ヨシキのコスプレをするときに髪の毛はそのままがいいと考え、長い髪でパーマをかけていた。だが髪を染めるのはもちろん禁止されていた。悪友だったヤツにある日「クロ、髪の毛、見た目重い」と言われ、染められないし、その時は髪の量を梳くとか考えがなかったので、お風呂場でコーラをかぶった覚えがある。まぁ、バカである。(ちなみに、効果は全くない。いい子はマネしないように。)
だから大学に入ったら髪の毛の色を何とかするのが喫緊の問題であった。だがカラーとかよくわからないし、あまり茶色になっている気がしない。で、いきなりブリーチだ。
このTシャツはブリーチ時専用、と決めたものを着て、長いパーマの髪をブリーチ剤でワシャワシャとやる。放置時間も長く。それでどんどん金髪っぽくなっていき、プリンちゃんはイヤだから結構ひんぱんにブリーチを繰り返し、髪はボロボロ。
美容院には2年に1回くらいしか行かず、パーマだけして、こんなに髪が傷んでいるのに店員サン(オバサン)に「髪の色、自分で染めてるのに上手ですね」とか言われて(心配してくれない)、トリートメントとかいう概念もなかったので(とにかくオバサンがやってたからね)、傷みホーダイの神の毛だった。
そのころはかなり痩せていたし、夏はTシャツに短パンで、髪は金に近い。カレシの男トモダチが「お前のカノジョ、丘サーファー?」とか話しているのを聞いてしまったこともある。
今は、髪の毛は健康第一に。といいながらまたパーマをかけてしまったが、家でも毎月の美容院でもトリートメントは欠かさない。家では洗い流すトリートメントも使うし、アウトバスの洗い流さないトリートメントは毎回つける。美容院には毎月行くごとにトリートメントのオプションを足す。
そもそも美容院に2年に1回が、毎月1回行くようになったのが大進歩である。ブリーチなんて絶対しないし、白髪染め+カラーも、髪の毛をなるべく傷ませない美容院専用のものでやってもらっている。
それにしても美容院の技術とか、パーマなどのときにつける液体などの進歩は目覚ましい。一昔前のストレートパーマなんて、板に髪の毛を貼りつけていたっていうのに。あれ、すんごく重かった。今では「話に聞いたことはあるが」程度で、実際には知らない美容師さんも多い。
髪は長い友達(←知ってるよね?)
ウチは禿げる家系ではないが、髪の毛は大事にしよう。