消すというのは、スマホや携帯に残っている写真を指すのだろうが、最近浮いたハナシが全くない黒田某、遡ると、プリントされた写真を捨てるかどうか、みたいなハナシになる。
答えはどっちもあり、である。
その恋人と別れたことがほんとぉにツライなら、捨てる。全て捨てる。恋人だけでなく自分も写っているモノも全て捨てる。
一方、そんなにツラくない別れであれば、取っておくこともある。というか、まぁ、とってある。
だがスパッと捨てられるものでもなかった。きっかけは、引越しの片づけだった。机周辺のモノをバッサバッサ捨てていた時に、写真もゴミ袋に入れた。丸6年付き合ったカレシとの別れはホントに辛かった。捨てる時に「写真取っておいたからって、帰ってきてくれるわけでもないしねぇ」とつぶやいたりしていたが、母に聞かれたかもしれない。母親というものは色んなコトに敏感で、黒田某はそのカレシと別れた後、男遊び、女遊びともに激しかったが、きっと母は、まだホントは前のカレシに未練タラタラだというコトに気づいていただろう。
ちなみに、最初に付き合ったおなべが、オンナだと気づいたのも母だけだったし、初めてタバコを吸ったのに気づいたのも母だった。まぁ、喫煙に関しては、オヤジの承諾?を得たのではあるが。
あまりツラくない別れというものもある。というか、ほとんどがそうだ。これは、その6年間のカレシとの付き合いがどれだけマジだったかというコトの裏返しである。
大っ嫌いになって別れたもあり、自然消滅もあり、相手が妊娠して突然消えたもあり(妊娠させたのはもちろん黒田某ではない)、相手から相当恨まれたのか英文で(相手がアメリカ人だから)ながーいメールを送ってきて「お前は俺を破壊した」(直訳)と書かれていたもあり等々。これらに関しては、メールやもらった手紙、写真等もとってある。
しかし、その6年間カレシは、映画の世界を当時目指しており、今は写真家になったようであるが、そんなこともあって、当時よく黒田某の写真を撮ってくれた。そういった、カレシの撮ってくれた黒田某一人で写っている写真は、まだなぜか捨てられないでいる。きっと、一番輝いていた頃の写真だからだろう。自分で言うのもナンだが、美しく撮れている。
というコトは、まだ未練があるのか、と。
もしかして、黒田某が恋人も進んで作ろうとせず、結婚もしないのは、そのためだったりして?
真相は闇の中…。
BGMは、このブログに全く似合わない、バッハのピアノ曲でお送りしました。