新しい夜明け (New Morning ボブ・ディラン 70年) | のすたるじあJAZZ喫茶へようこそ

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新しい夜明け (New Morning  ボブ・ディラン 70年)
1曲目の「イフ・ナット・フォー・ユー」は、ジョージ・ハリスンもソロアルバムの中でカバーした曲で、翌718月のバングラデシュ難民救済コンサートでも共演することになる2人の友情の証明のように聞こえます。

ボブ・ディランとビートルズの交流や影響関係はいろいろと伝えられており、互いに曲の中で言及したりしてもいますが、ディランとしては、1歳年上のジョンは敬意を表しつつやや距離を保つような存在だった一方で、2歳年下のジョージは弟分のようにリラックスして付き合える相手だったのではないかと思います。
しかし、この2人が亡くなってしまった今となっては、1歳年下のポール(やリンゴ)とももう少し強い接点を持っていたらよかったのにと思えてなりません。

久しぶりのヒットとなったこのアルバムの特色はピアノを多用していることで、美しいワルツの「ウィンタールード」、ジャズのテイストが濃厚な「イフ・ドッグズ・ラン・フリー」などを聞くと、作曲方法も含めてディランの音楽がギター1本とハーモニカだった頃から随分変わってきたということが実感されます。
それにしても、「3人の天使」で聞いた音とはどのようなものだったのでしょう