『パーキンソン病』という病名を聞いたことがあると思います。
主な症状は、歩くときに一歩目の足が出にくい『すくみ足』や、体を動かそうとすると動けない『動作緩慢』などの動作に関する症状や、体を動かしていない時に体が震える『安静時振戦』、関節を他動的に動かそうとすると抵抗する『筋固縮』などが特徴的な症状です。
また、見た目の特徴としては前述の安静時振戦の他に、顔の表情が乏しい『仮面様顔貌』、親指と他の指でクルクルと丸めるような動作(丸薬丸め運動)などが特徴的です。
他にも便秘や起立性低血圧などの『自律神経症状』も見られますし、体のバランスを崩したときに立て直す『姿勢反射』も消失します。
原因としては『中脳』にある『黒質』という部分の色素が無くなることで、『ドパミン』という神経伝達物質が産生されなくなることで起こります。
この黒質の色素が無くなるのはなぜかですが、ハッキリとはわかっていなくて、加齢や遺伝、環境などの複合的な要因で起こると考えられているようです。
少しややこしい話になりますが、『パーキンソン症候群』というものもあります。
パーキンソン症候群も症状は同じなのですが、例えば脳梗塞などで中脳の黒質の部分が傷害されたというような、別の疾患のためにパーキンソン病と同様の症状が出ているものを言います。
投薬で症状を抑えることはできますが、根本的には治癒せず、薬も徐々に効果が出なくなります。
前述したとおり、体を動かしにくくなるため運動療法も必要で、関節の可動域を維持したり、歩行機能を維持したりすることも大切になってきます。
残念ながら、根本的な治癒は難しいので、投薬や運動などで現状を維持する病気になります。
私たちにもアドバイスできることもありますので、お気軽にご相談いただければと思います。
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