筋膜は、その名の通り筋肉を包む膜のことです。
しかし役割としては単に筋肉を包んでいる訳ではありません。
筋肉が収縮や伸展をする際に摩擦を軽減したり、筋肉の形状の維持や、鋭い痛みを感知する感覚神経が走行していて、素早く痛みを感知したりすることが可能になっています。
また筋膜は、肥厚して靭帯になって体を支持したり、筋肉の付着部になることもありますし、一部に孔が空いていて、その孔が血管やリンパ管などの通り道になることもあります。
そしてこの筋膜よりも浅層を走行する静脈が『皮静脈』、神経が『皮神経』、リンパ管は『浅リンパ管』となります。
治療の際は、この筋膜を意識することが大切です。
筋膜は頻繁に使用する部位だと伸展しにくくなり、それが可動域制限につながることもありますし、筋膜内の圧力が高くなって血管や神経を圧迫して、痛みや痺れが起こることもあります。
ですので筋膜の伸展の制限を取ることは非常に大切になります。
筋膜は全身に分布して、各部位に影響し合っています。
あまり注目していなかった方は、是非とも一度見直してみてください♪