鼠径管 | きゅうの独り言

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『治療院きゅう』は枚方市養父元町にある、あん摩・マッサージ・はり・お灸の治療院です。

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鼠径管は、側腹筋群(外腹斜筋、内腹斜筋、腹横筋)と鼠径靭帯で形成されます。

鼠径靭帯は、上前腸骨棘から恥骨結節の間を走行する靭帯で、外腹斜筋の腱膜の下縁が肥厚したものです。

図にするとこうです。



鼠径靭帯は、外腹斜筋の停止部になっていまして、その停止部に内側脚、外側脚、脚間線維という線維に囲まれた、孔があります。

これを浅鼠径輪と言います。



この外腹斜筋の深層に、内腹斜筋の線維があり、同じように孔が空いています。


そして、さらに深層に腹横筋の線維があり、同じように孔が空いています。

この孔の層が鼠径管で、約4㎝の長さになります。

鼠径管には、男性の場合、精索(精管、精巣動脈および静脈)や精巣挙筋が通り、女性の場合、子宮円索が通ります。

何が通るかは、よく出題されますし、男女で違うのもポイントですね。

ちなみに『鼠』は、ネズミのことですが、男性の睾丸が鼠径管を通って、陰嚢に納まるんですね。

つまり、ネズミとは睾丸のことですひらめき電球

いや~、今回の模式図は、今までで一番わかりにくいですねあせる

層を表現するのが難しかったので、ご容赦くださいm(__)m



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