プロローグ【★女性専用車両 日記★act-0】 | ★女性専用車両 日記★

★女性専用車両 日記★

「男がおらぬ女性専用車両といふものに、私も乗ってみむとて乗るなり。」

【女性専用車両】
主に公共交通機関等で設定されている、原則女性以外の乗車を禁止する車両。

女性専用の場所なんて、世の中にはたくさんある。
更衣室や温泉は言うまでもないし、ジムやサロンにも「女性専用」をうたっているところは多い。

それでも、私のNO.1「女性専用」は、間違いなく【女性専用車両(電車)】だ。
そこで巻き起こるドラマには、全米が泣き・笑い・そして感動する。
…それはさすがに言い過ぎたけれど、私にとって女性専用車両は一種のアトラクションのようにわくわくする場所なのだ。

温泉やサロンには、「癒されたい」「キレイになりたい」など、訪れる人は一様に同じような目的を持って集まる。

けれど、女性専用車両は違う。

行き先はバラバラ、目的もバラバラ、その日、その時の目的への通過点として、そこにいる全員の時間が一瞬だけ交わる場所。
いろんな想いが渦巻く中で、それでも、その場の最前の快適を求めて、皆が無意識のうちに動く。
そして、そこにいるのは女性だけ。
何かが起きないわけがない。

そんなわくわくが詰まったアトラクションに毎朝乗車することになったアラサーOLが、女性専用車両で起こった出来事をつらつらと書いていくこのブログ。

そうそう毎日ドラマが生まれるわけじゃないと思うから、まぁゆるりと、ね。