家に帰ろうと、オフィスビルの裏口から外に。
外は、雨。

何も気にせず、素通りしたが、
実は裏口の自動ドアの手前に佇む外国人の女性が1人いた。

一旦、自動ドアを出たのですが、
不自然だなぁと、気になって振り返ると、
杖をついていて、傘も持ってない。

あ、帰れないんだ。。

私「大丈夫ですか?」
相手「タクシー止めたいけど、出れなくて」

そか、じゃあ一緒にタクシー止めよう。
傘に入れて歩き出そうとしたら、腕を掴んで来た。

「大丈夫??」

足が悪いらしく、痺れてうまく歩けないらしい。

じゃ、腕掴んでて。

なんとか歩道まででたけと、雨の中、待てども待てども、タクシーは来ず。
仕方ない、アプリ使うか。

5分ほどして、タクシーが来た。

ん?待てよ、これ、俺のアプリだから、支払いは?

あんまり使わないので、本当はどうにかできたんだろうけど、雨の中、タクシーの乗り降りとか大変。

「どこまで行くんですか?」

「渋谷駅。」

よかった、近いから送っていきますよ。
そこから、JRで帰るので。

ということで、一緒にタクシーに乗り、渋谷へ。

日本に来て10年。
博士号をとって、今同じビルで働いてる。
メディカル系、
ほぼリモートワークだから2週間に1日ぐらいしか出社してないらしい。
イングランドとロシアのハーフさん。
9歳くらいから、難病にかかっていて、ずっと杖を使った生活らしい。

半分以上、英語で話すので、理解が合ってるかわからんですが^ ^

なんだかんだ話しているうちに、渋谷駅に到着したが、ここからまた電車だとか。

こりゃ大変だ。。

改札まで送って、駅員さん呼び出して、同じように腕持たせてあげて、お見送り。

そんな帰宅中に起こった、非日常の体験でした。
〔決して、ナンパではございません^ ^〕