2024年8月3日-2か月前の北海道旅行 支笏湖その1 | Kuronasuのkazuの日記

Kuronasuのkazuの日記

神戸に住んでる50代独身男性。趣味は音楽(classicから合唱、カラオケまで)、パチンコ(止めた)、海外旅行、贅沢です。
このブログは好き勝手に俺の日々を書き綴ってるので、暇つぶしに是非お立ち寄りください。

現職は日本語教師です。

千歳駅前から支笏湖行きのバスは新千歳空港駅からの乗客を既に乗せて、少し遅れ気味で来た。

14時43分発15時23分支笏湖着の北海道中央バス

 

来る前に、地元の方と思わしき方が、明らかに観光客に対し、バス順番待ちの並び方が違うとか結構偉そうに言うてはったわ。

途中で降りたから明らかに地元の人。

 

そしてバスは千歳市内を走り抜けて、いつの間にか山道モード。

一体どこまで走んねん?!

って言いたなるぐらい走ったわ。

ほんまにほんまに。時刻表からしてみても40分間やったんやけど、それにしてはその40分が長く感じた。

 

俺は一番後ろから2列目に座ったんやけど、一番後ろにイタリア方面の人なんか知らんけど、どっかの国のご夫妻が座られてた。

 

そのご夫妻?が英語で喋ってきた。

でも路線バスのエンジン音が非常にうるさくて、それは会話にならへんぐらいやったけど、何とか聞こえた。

「このバス、支笏湖行きですよね?」

そりゃ不安になるわな。

「そうですよ。」

「いや、あまりに長いから、不安に思って…」

「いやー、僕もそう思いますよ。」

って会話した。

 

ほんまにほんま。

この千歳駅から支笏湖ってのが、特に外国人やったら相当不安になるぐらいの山道やねんよ。

俺の場合は、このバスが支笏湖行きであることはもちろんわかるよ。

だから「まだかいな?えー、もうそろそろちゃうん?そんなに遠いん?」って疲れ果てる。

 

それからようやく終点が見えてきた。

「あー、長かったなあ。」

そのご夫妻の奥さんがバス降りる間際に「北大ご出身なんですね?」と。

あー、このネイビーの北大Tシャツ。後ろに英語で大学名を書いてあるんよ。

俺はこの旅行中は「北大卒業生」で突き通すつもりやったから、「そうなんですよ。」と言った。

あーあ、学歴詐称やわ…😓

また、学歴詐称やってもうた。

 

外国人は必ず北大Tシャツ見ると、ほとんど必ず話し掛けてきはるねん。(話すタイミングあったとき限定)

だからかまへん、かまへん!

実際に合格はしたんやから。行きたかったけど蹴ってしもうた俺にとっては残念で後悔した大学やねんから。

 

さて、路線バスから降りたら送迎バスがすぐにわかった。

名前を言い、乗ると…

 

「こんにちは。」

って聞こえた。ホテルのスタッフさん?ちゃうかった。

えっ?誰?

俺に挨拶しとうん?

見てみると、高齢女性(生物学的な性)。

「私ね、今日名古屋から来たのよ…よろしくね。」

それ聞いて、えっ?休暇村って合宿所みたいなとこやったん?

そんなはずはないやんねんけどな?

と少々不安になった。

 

「どっから来はったん?」←名古屋の方やから、俺が勝手に関西弁に訳しとうだけ…

「神戸です。」

「そうなの?いいとこよね。」

なんか知らんけど、神戸って言うと、ほとんどがそう言うねん。

そやから俺も

「名古屋もええとこやないですか?」

って言うたら、「名古屋はだめよ。大きいけど田舎だもん。」

「名古屋は大都会じゃないですかぁ。」って言ったけどね。

 

さらに別の方が乗って来はった。

その名古屋の方はまた仕切る。

「こんにちは。どっから?」

「◯◯からです。」←たまたま聞き取れへんかった。

でも俺からしたら、合宿所なんやったらまあ自己紹介みたいなのんがあっても然りやねんけど、そうやないんやからいちいち話する?まあええけど。それにしてもなんでそうやってそこまで取り仕切るんやろか・・・。

って正直なとこ、そう感じたんよねえ。

 

どうやらその名古屋の方は、この休暇村の相当なリピーターみたい。

 

そうそう、その名古屋の方とたんぽぽの話もしたわ。

「北海道は今頃、たんぽぽが咲くのね?」

「みたいですね。」

「本州やったら3月でしょ?」

「まあ、そんな頃ですよね。」

ってな話やった。

 

更に一人外国人が乗ってきたわ。

そしてその送迎バスは出発した。

 

到着したら、まあそれはそれは満面の笑顔で出迎えてくださったんよね、この休暇村は。

出迎えた言うてもあくまでもチェックンカウンター内からやけど。

 

「ようこそお越しくださいました。」

「はい、お世話になります。」

 

隣のカウンターではさっきの名古屋からのリピーターが

「そう・・・。いつもの・・・」みたいな感覚でしゃべってはったわ。

 

そしてチェックイン。ここでも紙やったかな、確か。

住所と電話何号と名前・・・?。

もう結構疲れ果ててたから詳細は覚えてないけど。

 

それを見てなんか

「遠くからお越しくださったようですね。」

まあ、そんなこと言うても九州、沖縄からとか外国に比べたらねえ。

 

そっから一般的によくある館内の説明を受けた。その説明の中でもこのホテルの良さがわかる。

「うちのお風呂はとってもいいんですよ。お肌がスベスベになりますよ。」

 

そして夕食の時間予約。

俺はこの日、前日の夕方に富良野のコープ札幌で買った4つの焼きたてパンしか食べてなかった。

朝に2つ、そして、昼に電車内で2つだけ。

お金の問題ちゃうよ。お腹空かへんかったんよ、動いた割にはね。

 

今日は富良野から電車で苫小牧まで行き、苫小牧では3時間弱の市内散策をしたし、苫小牧から千歳までの電車では相当疲れてて今回の北海道旅行で初めて爆睡してしもたぐらいやからね。それぐらい疲れてたのに、お腹は空かへんかってんよ、この日は。

だからこの夕食は当初、早い目にとる予定ではあったんやけどね。

ほんで、この夕食時も実際にお腹が空いてなかった。

 

「夕食のお時間ですが、5時から(確か)8時までなんですが、何時にお見えになりますか?」

「そうですね。遅い時間がいいんですけど、最終は7時ぐらいでもよろしいんでしょうか?」

というと、笑顔のままで、

「そうですね・・・。8時で営業を終了させていただくのですが、7時ぐらいになりますと、せっかくたくさんあるお食事が残念なことにお楽しみいただけなくなるかもしれないんです・・・。ですので、何とか6時半・・・、6時半頃にお越し頂けた方がお客様にもしっかりとお食事をお楽しみいただけるのではないかと思いますがいかがですか?」

「では、6時半にします。」

 

ってな感じでこのホテル、あくまでも客にルールを押し付けず、しかしながら、そのルール等を上手く客側に立った視線で説明してくれる。

それと話し方。高級ホテルのような言葉遣いではなく、例えば、

「かしこまりました。」は「わかりました。(笑顔)」

「さようでございます。」は「そうなんですよ。(笑顔)」

のように非常にフレンドリーに話すことを意識されているのがすぐに分かった。

 

「あと、明日の朝の送迎バスですが、予約が必要でして、最終が10時10分(やったかな)です。何時のバスがよろしいでしょうか。」

って聞いてきはったから

「すみません、明日の予定をまだ立てていないんです。いつまでに決めればよいですか?」

「6時半頃までで結構です。そのお食事の頃にでもフロントにお立ち寄りの上、お伝えください。」

 

「それとさらにお聞きしたいんですが、明日は最終の飛行機まで時間があるんです。でも明日は一日ここで過ごしたいんですけど、支笏湖で一日遊べますか?」

「もちろんですよ。いろいろなアクティビティをお楽しみいただけます。」

とのことでいろいろパンフレット等を出して来られた。

 

「お客様、一番のお勧めはバードウォッチングです。」

「そうですか。」

「散策コースもあって、・・・」

 

そして説明は続く。

「他にはこの遊覧船があり、これは終日毎時0分と30分に船が出ます。これはぜひお勧めです。」

 

ってな訳でいろいろ説明を聞いて部屋に向かった。

3階建てで別館もあったけど、俺は本館の312号室やった。

 

 
ちょっとした老朽化が否めないこのホテルだが、綺麗に清掃されている部屋だった。
窓を開けんでも野鳥の鳴き声が聞こえてくる。
荷物を置いてホッとした。
 
今日はほんまに疲れ果てたわ。でも気持ちいい疲れ方。
旅行も終盤やしね。段々さみしくなってくるわ。
旅行ってその最終日は、はよ帰りたい気持ちもどっかにありながら、いやいやもっとここに居りたいわって気持ちが交差する。
 
このテーブルに座り、開けた窓から野鳥の鳴き声がさらに大きく聞こえ、時折相当大き過ぎてドキッとするぐらいやった。
だって、野鳥がクレッシェンドしてくんねんもん。スタッカートやテヌート、フェルマータまでしてくるからね。
 
カッコウ?みたいな鳴き声と、ここでもやっぱり「ホーーーーーー、ホケキョキョキョ」っていうディミネンドしながらの鳥の鳴き声が聞こえた。
富良野の記事で書くの忘れたけど、この鶯みたいな鳥は鶯なん?それとも同じ鶯でも北海道の方言なん?今まで聞いた鶯?とは最後がちょっと違うねん。
「ホーーーーーー、ホケキョキョキョ」っていう最後の「キョ」が連呼されるねんよ。ディミネンドしながらね。でもたまにクレッシェンドするときもある。
野鳥にはもちろん興味はあれど、だからいうて調べようとまでは思わんかった。
 
明日なあ・・・。山道を散策して野鳥ってのももちろんええんやけど、なんか明日はひと処でジッとしときたいねんよなあ。
 

 
ちょっとヒヤッとはするぐらいの気温やねんけど、そこまで寒ない気温。
 

 
野鳥の説明書。
 

 
俺はいつも、温泉旅館に行くときは、到着してすぐにお風呂。それから食事ってのがお決まりなんやけど、今回はまず支笏湖畔へ行ってみたくなり、出かけることにした。
 

 
口コミ投稿はこちら↓
 

 
この休暇村支笏湖のホンマに目の前って言うても過言ではないぐらいのとこに支笏湖温泉の案内図があった。
 

 
そこで自撮りもした。
 

 
そっからまだ見ぬ支笏湖を撮影。
 

 
おー、これが野鳥を楽しむための散策マップか。
ここでも動画を撮影し、日本語教師養成講座神戸三宮校のメンバーにグループLINEで送った。
鹿も居るらしいと聞いていたので、「しかも」と掛けて
「しかも、鹿も居るらしい。」って吹き込んだら大爆笑されたわ。
 

 
それからちょっとした小道を降りたら支笏湖畔に行けるからその道を歩いて支笏湖畔へ向かった。
なんか、幸せを感じるわ。
ドキドキ、ワクワク。
 
ウォー、見えてきたわ。
 

 
ふんふん、近付いてきた。
 
そういえば、送迎バスで一緒やった一人旅の外国人が俺の少し後を歩いてたけど、話しかけてもよかったけど、そもそも今回の旅行はあんまり人と会話せずじまい。だって、北海道の人、話してくれへんねんもん。まあ、こっちから話しかけたら良かっただけのことなんやろうけどね。
だからその人に話しかけても良かったけど、一応向こうは見た目上生物学的に女性。それに外国人は誰しもが英語が通じるって考えるのは間違いやからね。まあ実際問題、英語は通じるやろけど。
 
そんなことなんかも考えたけど、こんな汚いおっさんが話しかけたら向こうも嫌かもしれへんなってのと、さっきも触れたように結果的に俺も「話す」ことをあんまりせんとこの旅行が終りかけてる。だからもうええよ。一人旅でゆっくりしよ!って思いながらそのまま一人で支笏湖畔へ降りることにした。
 

 
感動した!
こ、これが支笏湖かあ!
 

 
こんな雄大な支笏湖の景色を間近に見たら、日々のしんどいことなんかを完全に忘れるわ。
 

 
 

 
 

 
 

 
 

 
幸せいっぱいで記念撮影。
このとき、さっきの外国人の人が俺のルートを追っているかのようやった。
だから話しかけたら良かったかも・・・。
でも俺は一人で楽しむことを優先し、話しかけるのを止めた。
 

 
 

 
 

 
あー、心癒されるわ。
 

 
 

 
 

 
 

 
 

 
ブログやから顔は出されへんよ。
でも心の中では笑顔、顔も笑顔!
 

 
 

 
 

 
 

 
支笏湖でのお話はその2へ続く・・・。