小さい時から大好きだった江の島。訪れるたび優しく迎えてくれるような気がしていた、江の島の土地神様たち。
今回は、天女様とのアツアツラブラブエピソードで有名な、五頭龍様ゆかりの地を中心にめぐってきました。
①常立寺
江ノ島電鉄線「江ノ島駅」下車徒歩5分、湘南モノレールの「湘南江の島駅」からも近くの日蓮宗のお寺です。
近くにある同じ日蓮宗のお寺、龍口寺に比べると小さなお寺ですが、観光スポットとして藤沢市のホームページにも載っている名刹です。
どんな由来の寺院かというと、まずは、江の島の五頭龍様と天女様の伝説をおさらいしますね。
~かつて、五つの頭持つ龍が人々に様々な禍をもたらしていました。人々が神に祈ると、空から天女が現れます。五頭龍は美しい天女に惚れ込み、求婚。天女は龍に、以後行いを改めて人々に善行を施すことを約束させ、結婚しました。
五頭龍は良き龍となって人々に善行を施し、寿命が尽きると、江ノ島を見守る位置で山となり、今も江ノ島や、その周囲で暮らす人々を見守っているのです。~
こうした伝説をもつ五頭龍様は、「龍の口」と呼ばれる土地に神社が建てられ、祀られたのですが、この土地が鎌倉時代には「龍の口形場」として、罪人の首をはねる場として使われていたのです。
そして、処刑された人たちを供養するために建てられたお寺が常立寺です。
かつては悪しき龍だった五頭龍様の眼前で粛々と斬首を行っていたとは、なかなか穏やかでないエピソードですが、その後ずっと、きちんと供養されてきたのでしょう。とても穏やかな、優しい雰囲気のお寺です。
このお寺の桜は少し遅いとのこと、私が行った時にはまだまだ見ごろでした。
花咲き乱れる美しい寺院、しだれ梅の咲く2~3月頃が特に有名とのこと。
実は、私はこのお寺とは、個人的かつスピリチュアルな、不思議なご縁がございまして…(^^;。
今回、このお寺を最優先でお参りしたのは、このお寺のある方にお世話になり、ご挨拶すべき事情があったからです。
どの程度、そのことを書くかどうか迷ったのですが、個人名をぼかして書いても、わかる人にはわかっちゃうかな~と。
なので、お寺の概要的なことだけ書かせていただきました。
是非、この近くを訪れた際には、こちらの寺院にもお立ち寄りくださいね。