2/3出雲大社相模分祀節分祭③ | 陽の当たる庵

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☆まずは大国主命様にお参り

さて、前回の記事には混雑ぶりが一番よくわかる写真を載せたわけですが、私たち親子が着いた直後は、参道の左側には人がずらっと並んでいたものの、真ん中は空いていたんですね。話を聞くと、左側の列は、豆まきに参加する人の列だと。

 

母と私も、タクシーに相乗りしたご夫婦の後ろに並び、交代で拝殿にお参りに行くことになりました。一人でいたら交代でどこかに行ったりは出来ないので、ここでも「二人で来てよかったな…」と。

 

 

ご祭神は、

 

・大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)
・事代主大神(ことしろぬしのおおかみ)
・合祀祭神28柱(兼務神社23社のご祭神)

 

とのことですが、なんというか…とっても優しい雰囲気の神社でした。

喩えるなら、春の気配が漂ってきそうな…。それも、春一番が吹くようなエネルギッシュな春ではなく、野原や田んぼに小さな花が咲き乱れるような、平穏な春です。

 

大国主命が祀られている神社としては、私は東京・府中の大國魂神社が好きで、昨年も何回か参拝しましたが、あちらは参拝者が多いせいか、どちらかというとエネルギッシュな感じ。パワースポットでエネルギーあたりを起こしやすい人なら、あたる人もいるだろうと思います。

出雲大社相模分祀は、今まで参拝した神社の中で、いちばん優しい雰囲気でした。

 

母曰く、島根の「出雲大社はもっといい雰囲気だよ」と。確かに、以前NHKで島根の出雲大社を撮った番組を見ましたが、その映像から感じた雰囲気の延長線上にあるような気がしました。

 

☆御朱印と予想外の展開

さて、参拝後は特設テントで御朱印帳の購入です。
辰年限定の、表紙が龍の御朱印帳は1月中にソールドアウト。とはいえ、通常の御朱印帳のデザインが気に入っていたので無問題グッド!
 
御朱印帳は赤・青・黒の3種類があり、赤・青は標準サイズで表紙が布製、黒は少し大きめで、表紙が紙製のようでした。触り心地は布の方がよさそうでしたが、せっかくの華麗なデザインがよりはっきりと見える黒表紙を選びました。「大黒様」の神社ですからね(笑)。
 
 
しかし…、私には一つ、心残りがありました。
以前の記事で書いた通り、この御朱印帳には私の好きな龍も裏にデザインされていますし、正月限定御朱印も素敵だなと思っていたのですが…。
 
 
「辰年なのだから、龍神様が祀られている神社、たとえば湘南の江島神社とか、長野の諏訪大社とかで御朱印帳を買ったほうが良かったのでは…」という思いです。
どこかにその思いを引きずりながら、特設テント内を歩いていると…。
 
 
…Σ(゚Д゚)!!
 
えっ、こんな限定御朱印あるって、公式サイトに書いてなかったよ?!
 
目を丸くして立ち尽くすウサギ一匹。「龍蛇神御朱印」一枚1,000円。一も二にもなく購入。
 
…っていうか、このような御朱印があるってことは、この神社のどこかに龍蛇神様が祀られているってことですよね?!ヘビ
 
私の目には、主祭神様の拝殿と、境内社の神社しか見えなくて、そのどちらにも龍蛇神様とは書いてなかったのですが…。
とはいえ、母が待っているので、のんびり探し回るのはためらわれ、御朱印帳と御朱印二種を買い、目に入った境内社にだけお参りして、行列に引き返しました。
 
 
その途中。以前から、ネットで話題の「花手水」ってものを見てみたかったのですが、
 
 
見て見てこの豪華な花手水(笑)。
この神社の宮司様、華やかなものが好きで、面白そうなことはどんどんトライされる方なのでしょうね。
 
そんなわけで、私が日頃願っていた、
 
「龍神様が祀ってある神社で、龍の描かれた御朱印帳を買いたい」
「花手水が見てみたい」
 
という願いは、早速二つとも叶ったのです。龍神様と龍蛇神様のスピリチュアル的な違いなんて私にはわかりませんし、そもそもうちの氏神様「諏訪の龍蛇神」って呼ばれているから、むしろ嬉しいです(笑)。
 

☆千年の杜の龍蛇神様

あとで公式サイトを確認してみると、この神社の拝殿向かって左側に「千年の杜」なる一角があり、庭園みたいなものかと思って通り過ぎたのですが、そこに龍蛇神様が祀られているそうなんです。
 
平成19年6月に、シイ・タブ・ヤマザクラ等の日本古来の樹木を約1,700人の手によって植樹した森で、 杜の中には名水として有名な秦野の湧水が流れ、メダカ・ドジョウ・蛍等が棲んでいるとか。龍蛇神様は平成23年に祀られたそうです。
 
 
江島神社や諏訪大社の龍神様と比べると祀られたてホヤホヤな龍蛇神様ですが、辰年にぜひ訪れたい神社ですね。ニコニコ
今回、お参りできなかったのは、また人の少ない時期にゆっくり参拝に来なさいということでしょう。
 
個人的には蛍の時期に来てみたいな~と。大国主命は幽世(かくりよ)の神、蛍は死者の魂とも言われますから、大国主命に護られた聖域で蛍を見るのは、特別な風情がありそうです。ちょっと怖いけど、この雰囲気の良い神社なら大丈夫でしょう、多分(笑)。
 
思ったより遠いところにある神社だから、そう頻繁にはお参りできないですけどね…orz。
 
さて、次回で多分ようやく、豆まき編です。