前回の記事でホイール研究をどのようにするか書きました。


ひとまず結果が出たのでまとめたいと思います。


結論から先に言うと、色々な事が起きすぎて混乱状態です🥲笑

○○なのかもしれない!みたいな事ばかりになってしまいました。


興味のある方は見て頂けると嬉しいです。


調べた内容

1.何もしない状態でホイールがブレているのかどうか調べる
↓↓
高精度のリューター +シャフトビットを用いてできるだけ低速で回転させて確認しました。


貫通させてない状態で調べたところです。
ラベリングしてビフォーアフターを調べていきます。
4個中精度が良い方なのが1-2個
精度悪いものが1-3個といった感じでした。
(どのようにブレてるか、触ってどうか等メモしてます。)

丁度1セットずつの中で精度良さげなのとブレが大きいのと同じくらいずつだったので、


2.3パターンの貫通の仕方で比較→最終的には六角貫通
①1.7mmドリル
②1.8mmドリル
③中空シャフトを用いて1.1mmドリルで下穴をあける
↓↓↓
このように分けてどう変化するか調べました。

結果
もともとの回転の仕方を貫通しても引き継ぐ場合が多い
→しかし、精度が悪いものが少し良くなったものがある
→逆に、精度が良かったものが悪くなったものもあった

…混乱してきます…

○体感としては1.8mmドリルは圧が丁度良さそうだが、プラスチックの六角を壊しながら貫通していく。
1.8mmドリル貫通後はこのようになってます。
丸穴ベースに角がある感じ

なので、角がメインで支えているイメージです
その結果シャフトの角との合い方によって回転の性質が変わるかもしれない???


○1.7mmドリルは常に全面でピッタリで圧入されていくのでかなりキツくなる。
1.7mmドリル貫通後はホイールの角と面を残したままその内側をドリルで穴あけしてます。

かなりキツいので、ホイール取り付け時にシャフトを曲げてしまう危険性が大きい

今回の場合は体感として、
もともとの性質貫通しても引き継いだり、ブレが減る気がしたものが多かった
→プラスチック部分がそのままだから??
1.7mm貫通が良いなと感じつつもホイールやシャフトへのダメージのデメリットあるなといった印象


○下穴を開けたあとは治具を使わずドリルで1.7mmで貫通させました。
→ブレが減ったと思われるもの
→増えたと思われるもの
→変わらないもの
全部起きました…😨

ちなみに下穴空けるのは手間ですがかなり良さげです!
中空シャフトを短く切ってつけて、それをガイド1.1mmドリルで貫通します。
(1.2mmドリルはいけないのか?と思って購入!
→試したところダメでしたえーんえーんえーん)

下穴あけた状態
写真では分かりにくいですが、かなりセンターを綺麗に捉えてまっすぐあけられるなと思いました。

この下穴をガイドに1.7mmドリルで治具なしで貫通させました。
しかし、良くなったり悪くなったり変わらなかったり。色々起きたのでフリーハンドドリルがもしかしたら良くなかったのかもしれません🥲
それでも最初から1.7-1.8mmドリルだけより精度はかなり上がると思われます。


一つ前の、

自分の中の仮説、疑問点


これと照らし合わせてみます!


○貫通する事でブレを減らす事は難しいのでは?
そもそもブレてるホイールは貫通してもブレる?
→ブレてないホイールを自分の加工でブレるホイールにしてしまうのではないか?

どちらも言える事だった。
ブレてるホイールは貫通してもブレてる。
でも貫通した穴によっては回転の性質が変わって改善されるものもあれば悪くなってしまうものも中にはある。

1.7mmドリル貫通は寸法上最適だが、シャフトの圧入がキツくてプラスチック側を歪めるような力になってしまっているのではないか?

シャフトを曲げてしまう危険が大きいと感じた。
シャフトに押し込む時にプラスチックにも多少力が加わるので何かしらあるのかも…しれない…!?

1.8mmドリルは圧のバランスが良いのかもしれない
今回の場合は回転の性質を悪く変える事が多い印象だった。けど圧入具合は丁度良く、ホイールにもシャフトに優しい径だと感じた

中空シャフトで下穴をあけてセンターを捉えやすくするとどの程度効果があるか?

ピアッサー等の治具なしでも高精度に加工できる可能性を感じた


といった結果になりました。

現時点での自分の考えで不確定なものだらけで申し訳ないです。


貫通のやり方やドリル径で変わる部分が多くて繊細で奥が深いなと感じました。

少しだけ分かったこともあったのでやって良かったなと思います。

今回の研究はこれで終わりです。


ありがとうございました!!


使った道具、治具はこちらです。