さてさて、主任さんの続きです。
その主任さん、望まれて来た(と、信じて止まない)故に、その困ったちゃん行動がいくつかありました。



でも、それ以外は、本当に感謝しています。

開院の時、その細かさと真面目さを、存分に発揮していただけました。
細かさは、さすがに年齢と共に少しだけ丸みを帯びていましたので、なお ありがたかったです。

彼女は、正しいと思うことに関しては、他の職員さん全てを敵に回しても、やり通してくれる方でした。
そして、その正しさは、概ね間違ってはいなかったです。

それでは、彼女の困ったちゃんのところですが。
大きく分けて2つ。

1つ目。
彼女と私の立場は、ビミョーなバランスと言えばそうですよね。
彼女にとってのわたしは、
かつての後輩。
いまは、経営者の妻。
きちんと、リスペストしてくれている部分は、勿論ありました。
大半がそうでした。
先輩に敬語使われるのがくすぐったいというか、まあそんな感じ。
お互い敬語で返す、みたいな。

でも、私の当時は、看護師としてのブランクたっぷりの何もできない人。
クリニックなんてものでは働いたことがない。
彼女は、心の中で、
私が、教えてあげなくてはいけない。
そう、思っていたようです。

勿論、ありがたいことです。
忖度なく、間違っているところは教えてほしいと、心から願っています。
それは
今でも、今のスタッフさんにも思っていることです。
だから、他のスタッフさんとは違って、幾分気を遣いながらも、違うところは違うと伝えてくれました。
私は、それに関しては、先輩に接するように従いました。
先輩ですからね。


………それがいけなかったのでしょうか…?

なんだか、彼女、だんどんと、誰かに似た言い方をするようになったなあ…
そう感じるようになりました。
誰かって?
私から見たら、当時の彼女は
なんだか気分は 病棟勤務時の私の師長さんかな?
でもって、私は新人ナースみたいな。


具体的に言いますと、
なんだか、私、仕事中に彼女から
「お話したいことがありますので、後でお時間いいですか?」と、言われるのです。
何度もありました。←開院して少し経ってからのことです。
そして、仕事の後、2人で残って話をするのですが、
その時の彼女、話す内容、私への話し方が、
私の師長 なんです。私は、新人ナース。

「あなたは、仕事のミスが多い」
「もっと落ち着いて仕事をしてほしい」

こんな感じで…諭す感じで。
この言葉、そのまんまですから。
言い方が、ホントに師長なんですよ。

確かに、仕事にも立場にも慣れなくて、
今思うと恥ずかしいくらいに
失敗して、慌てていました。
だから、言いたいのもわかるし、ある意味感謝もしています。

でも、
なんであんたが、師長になってるのよ。


…だんだん、わたし、憂鬱になってきました。
しばらく、仕事にも出る度に、呼び出されていた気もします。

そもそも、彼女の言うこと、具体性がないんです。
みんなを代表して、私が言いにきてます、
みたいな言い方だったので。

ミスが多い、どう言うところか知らんけど。
落ち着きがない、具体的には知らんけど。

こんな感じで。

でも、他の人達はそんなことを頼んだのではなくて、
休憩室での愚痴を聞いて、それを聞いて言ってきたらしくて。

後から知った他の人達は、
なんてこと言うのよ‼
みたいな慌て方でした。

具体的には分からない内容で叱られた?わたし。
でも、私からしたら、
でも、これって、改善しようがないじゃん。
具体的でないなら、どこかわからんじゃん。

どこでミスしてる?…わかんないよ。
どこで慌ててる?…わかんないよ。

……だんだんと、苦痛で、身動きが取れなくなりました。

医師夫に相談すると、
うるさいなって、はっきり言ったら?と。

さすがにそういうわけにはいけないけれどw

ある日、朝イチで彼女に言いました。
「ありがたいと思っています。
でも、具体性のないことを言われても身動きできなくなるだけなので、自分なりに頑張ってみます。
ありがとうございました」と。

……その日、彼女は考えていましたね。
珍しく、仕事中に、よそ事 考えていました。

そして、夜にLINEが来ました。

「立場をわきまえず、出すぎたまねをして済みませんでした」と。

……うん、いちばんなりたくなかった結末。
そもそも、なんで呼び出すようなことしてくれたかなぁ。

まあ、それを理由で、彼女やめたりしませんでしたけどね。

何しろ、
引き抜かれて付いてきたのだから、骨を埋めるつもりで来た
そうなので。

あ、でも、予定外の結婚、妊娠で、開業から2年くらいで辞めて行かれましたけどね。

人間、何があるか分からんな。
人の言うこと、まともに聞いたらばかをみる。

教えていただきました。

またまた、長くなりましたので、
もう一つの困ったちゃんは、次回に…。