都会でも、生垣の下や歩道の街路樹の根本など
こんなところに?と思うような場所から咲いていることが多い彼岸花(ヒガンバナ)。
りん茎(けい)の部分に毒をもつ植物ということで知られていますが
葉がなく、花は真っ赤で、なんとなく不思議な形だし
数々の恐ろしい迷信も存在するのでちょっと近寄り難い植物。
しかしこの彼岸花、
花が咲いている間は葉がないのですが
冬の間に葉を出し、他の植物に邪魔されずに光合成をする。
他の植物が葉を出す夏の間は球根で休眠している
という、独自のサイクルで進化を遂げてきている強者。
生き残るために植物も知恵を絞っているんですね。