私の経験した不妊治療〜体外受精〜出産〜育児について書いています。
※「40歳目前で体外受精」1~63話はこちらから。(アメトピにもたくさん紹介して頂いてます♪)
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「40歳で出産」1話〜
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「すごい、もうつかまり立ちできるんだ!
うちの子はまだお座りもできないから〜」
息子の検査入院中、
小児科の夜のデイルームで、寝巻きのジャージにはきかえたママが話しかけてきました。
「うちの子も早くこうして外に連れ出してあげたいけど
免疫力がないから骨髄肝移植で無菌室に入ってるんだよね。」
骨髄肝移植で無菌室。。
「生後四カ月の時にわかったの。
小児科の先生に、BCG打たなくてよかったねって言われた。
打ってたら全身に回ってたよ、って。」
予防接種もリスクあるんだ…よね
続いて、お湯を汲みに入ってきた、
子供の入院付き添い生活が長そうなベテラン風のママ。
「えっ、笑いかけてくれるんだ~
うちの子はまだ何もできないの。」
「うちの子は脳が萎縮してるから、普通はできることが全然できないの。」
脳が萎縮。。。
こちらが聞いたわけではないけれど
みんなサラッと
自己紹介代わりに自分の子供の病気を説明していく。。
普段公園などでする
「かわいいね〜」
「もう歩けるんだ」
などというママたちとの会話の内容とは
比べものにならないくらいヘビーなんだけど
サラッと。
他のママも、初対面の親子には
自己紹介程度に
病名と入院期間を告げています。
なんとなくだけど
この深夜のデイルームでは、そういうご挨拶が暗黙のルールになっているようでした。
もちろん、黙ったまま子供をあやしている
あまり喋りたそうではないママもいます。
そんなママにもベテランママは
「かわいいね~」
と微笑みかける。
私なら、自分の子供のことで頭がいっぱいで
他の子に話しかける気力もなくなりそう。。
でも、こんなふうに他の子供にまで気を配ったり
病気のことを話せるようになるまでに
このママたちは
どれくらいの試練を超えてきたんだろうと
思わざるをえませんでした。
つづく
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