私の経験した不妊治療〜体外受精〜出産〜育児について書いています。
※「40歳目前で体外受精」1~63話はこちらから。(アメトピにもたくさん紹介して頂いてます♪)
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「40歳で出産」1話〜
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私が住んでいる地域では0歳児健診などの機会に、各家庭へ絵本のプレゼントがありました。
二冊の本をもらい、その場でボランティアの方に絵本を読んでもらう。
落ち着いてゆっくりと
子どもの目をみて微笑みながら語りかける女性。
その時、機嫌が悪くてなかなか泣き止まなかった子どもは不思議と、
その女性の落ち着いたトーンと物語に引き込まれていきました。
新米ママで右も左もわからずに手探りの子育てをしていた私。
そうか、私に足りないのはこのゆったりとした態度。
おおらかにかまえる気持ちが必要だったんだと気付かされました。
私はあまりにも、せかせかしすぎてた。。
本を読んでもらったあと
子どもはとても落ち着いていて、ニコニコとご機嫌でした。
私は知らないうちに、カウンセラーでもないその女性に
その時の子育てがわからない苦しさを、鬱々と打ち明けていました。
女性は静かに私の話に耳を傾けてくれた後
絵本を読んでくれた時と同じ口調で
「だいじょうぶよ、あせらなくても
大変なのは今だけだから。
子どもなんて、すぐに大きくなっちゃう。
どうぞ、今しかできない子育てを楽しんで。」
と言ってくれました。
本をもらい建物を出た後の私は
あー
全ての苦労と悩みを乗り越えて
私もいつか
そんな笑顔になれるだろうか
と
空を見上げて思ったのでした。
つづく
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