私の経験した不妊治療〜体外受精〜出産〜育児について書いています。
※「40歳目前で体外受精」１～63話はこちらから。（アメトピにもたくさん紹介して頂いてます♪）
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「40歳で出産」１話〜
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仕事である女性と打ち合わせをしていた時
私が出産したことを告げると
驚いた様子の彼女。
彼女は結婚後、ずっと子供がいない。
親しい仲ではないので、どうしてずっと子供を持っていないかの理由は聞いたことがない。
「子ども、どうしようかと思ってるんですよね。」
突然の彼女の言葉に
とっさに
なんのアドバイスもできない自分がいました。
自分の経験上、もし子供が欲しくてもできなくて悩んでいるのであれば
不用意な言葉はかけられない。
私は子供を出産してみて
「子供は可愛い。
子供は産んだほうがいい。
」
その気持ちでいっぱいだし
そう言いたい。
でも相手の状況によったら、どんな言葉も届かない場合もある。
こういう時ってどんな話が聞きたいんだったっけ？
もう、その頃の気持ちが少しづつ分からなくなっている自分。
「子供どうしようか悩んでいる」段階には
どうしようか初期
どうしようか中期
どうしようか後期
みたいなものがあり
どうしようか初期の頃は
「子供は可愛いよ、早く産みな」と言われても気にならない時はあるけれど
どうしようか中期
あたりになってくると
外部のプレッシャーやらが敏感な時期。
子供がいる人からのちょっとしたアドバイスも、上から目線に感じる場合がある。
どうしようか後期あたりは
欲しいけどなかなかできず不妊治療を始めるか、ひたすら自然妊娠を待つか、子供自体をあきらめるか
実際に不妊治療クリニックを探し始めたり
焦ったるする迷走期でもあるから
余計なアドバイスより
今抱える悩みを聞いてもらえる方がありがたい。
そんなことをグルグル頭で考えるうちに
何も言えずに
他の話題に切り替わってしまいました。
今思えば
そんな質問を私にしてくるということは
明らかに何か意見を求めていたのに。
「もし少しでも子供が欲しいと思うなら
何をおいても、作った方がいい。」
そう言われて治療をスタートした時の私の時のように
強い言葉で、決心のつかない自分の
肩を押して欲しかったのかもしれない。
でも人の気持ちは本当にわからないものだから
不用意な言葉で相手を傷つけるのが怖くて
私は結局何も言えなかったのです。
つづく
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