私の経験した不妊治療〜体外受精〜出産〜育児について書いています。
※「40歳目前で体外受精」1~63話はこちらから。(アメトピにもたくさん紹介して頂いてます♪)
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「40歳で出産」1話〜
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義母が泊まり込みで育児のサポートしてくれていた時
ポツリと自分の子育て時代の話をしてくれました。
義父は転勤が多く、
初めての子供を出産したときは
義母は転勤先で見知らぬ土地で0歳児の子育て。
誰もまわりに相談できる人もおらず
社宅のマンションだったので、
近所から「引っ越してきた人よ」
と噂されるのもいやで
人が外出しない時間帯をねらって、赤ちゃんをおんぶして外出していた。
雨の日も傘をさして、顔みえないようにして。
家では話し相手もいないので、赤ちゃん相手に話しかけてた。
赤ちゃんの口にほこりが入っちゃいけないと思って
毎日子供をおんぶしながら、部屋のすみからすみまで掃除。
冬場はかぜをひかせないようにと、す巻きみたいに布団をグルグルにまいてしまったり
離乳食をなかなか食べない食の細い息子が心配で心配で、
ごはんを口でかみくだいてはあげていた。
完全な育児ノイローゼ状態。
義父の職場の上司が、孤立状態に気付いてくれて
奥さんに、「お茶にでも誘ってやれ」と。
「その奥さんが「お茶でものみません?」って訪ねてきてくれなかったら
私は今頃どうなっていたかと思う。」
義理の母は、その後も何度となく育児サポートに駆けつけてくれました。
多分、自分が過去経験した孤立の寂しさや危うさを知っていたからこそ
心配して気遣ってくれていたのかなと思っています。
つづく
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