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私の経験した不妊治療〜出産〜育児について書いています。
(27歳で結婚→長〜い不妊生活(原因不明の不妊)→38歳で体外受精を決意→40歳で出産)
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いよいよ妊娠40週。
予定日なのに
まだ産まれてこない。
担当医
「もう陣痛を起こすことを考えましょう、どんどん動いてください。」
発育不全で成長曲線からずっこけたままのお腹の赤ちゃん。
胎動も、活発にある。
この子は、私のお腹の中でまだもう少し大きくなりたいんじゃないのかな?
もしかしたら41〜2週までがこの子の成長期間なのかもしれない。
「出てきたら、その日から君の人生が始まってしまうから
お腹の中にいたいなら、まだいてもいいからね。」
なんて語りかけながらも
私
「出産の時のビデオカメラお願いね。」
夫
「了解。」
諸々の段取りを進めていきます。
出産には、夫に立ち会ってもらう予定でした。
「もし可能なら、お母さんにも病室に入ってもらってね。」
などとお願いする一方で私は
本当は
たくさんの人に見られながら
病室の蛍光灯の下で産み落とすのは、嫌だ。
とも思っていました。
できればたった一人で産みたい。
動物が夜、狭くてくらい巣穴で一人ひっそりと子供を産み落とすように
たった一人で集中して、出産の痛みと、自分の子供との誕生に向き合いたい。
それが本音。
でも高齢出産でハイリスクの私のような者には
それは無理だということもわかっていました。
大勢の人に見守られながら出産する。
子どもが産まれた瞬間を大勢で共有する。
それもまた、人間らしいお産といえるのかもしれません。
つづく
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