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私の経験した不妊治療〜出産〜育児について書いています。

(27歳で結婚→長〜い不妊生活(原因不明の不妊)→38歳で体外受精を決意→40歳で出産)

 

※初めてお越しいただいた方はこちらをご覧ください。

前回の記事はこちら 〜第40話〜

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〜第41話はこちらから〜

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出生前診断(羊水検査)カウンセリングにはカウンセラーと主治医を交えたカウンセリングが必要で、

夫婦そろって二度ほどのカウンセリングがあります。

 

私と夫は必ず同席させられるので夫には会社を休んでもらいました。

 

主治医

ニコニコ「もしお腹の中の赤ちゃんに障害があることが分かったとしたら

どうするつもりか、決めてらっしゃいますか?」

 

主治医の口調からして「あきらめる」という言葉は聞きたくないようでした。

 

主治医

ニコニコ「特に40歳を超えて不妊治療を経て待望の子どもを授かったご夫婦であれば

どんな子でも我が子として受け入れる、というお考えの夫婦もいらっしゃると思うので。」

 

面と向かって「どうしますか」

と質問されると

私も夫もすぐに答えられません。アセアセアセアセ

 

夫婦ともに高齢なので、

障害のある子どもを守れる時間が圧倒的に少ない

という不安が大きかったのです。

 

一方で、

こんな歳月をかけてやっと授かった子どもなんだから

どんな子でも育てたい

という気持ちもありました。

 

カウンセラーはまだ若く、慣れていない感じで緊張気味に

説明しなければならない項目を、丁寧に読み上げていきます。

 

ニコ「羊水検査は染色体や遺伝子の状態を調べる出生前診断です。

長い注射針のような物を使い、胎盤に突き刺し子宮から羊水を抜き取るので

1/300とか1/200で流産の可能性があるといわれていいます。

 

ダウン症はほぼ100%の確率で発見され、その他もかなり高い確率で判断する事が出来ます。

しかし染色体と遺伝子の異常は、1/4の染色体異常しか分かりません。」

 

主治医が、柔らかい表現で付け加えます。

 

ニコニコ「他の病気や異常を持っていても、全部がこの検査で分かるわけではないんですね。

それにお腹に針を刺すので、流産のリスクもあります。」

 

障がいの程度って?

重度ならあきらめる?軽度なら受け入れる?

その線引きってなんだろう?

 

そもそも障害うんぬんを考えはじめたら、産むこと自体が難しくなってしまう。

言ってしまえば健常者と言われる人にもいろんな個性があって、誰一人として同じ人はいない。

 

健康に産んだとしても、その後に起こりうる事故や病気のリスクを考えたら

誰も子どもなんて産めないよね?アセアセアセアセ

 

「もしダウンちゃんが産まれても、病院側でも最大限のケアをしますし、

専門のセンターや関連機関を紹介します。

スタッフ一同、全力を尽くすつもりです。

 

だから、産んでも全然大丈夫。」

 

と主治医。

本当に大丈夫なんだろうか。

 

どんなケアをしてくれるのか。

生活は?学校は?仕事は?老後は?

 

もう少し時間があればその様子をこの目で確かめることができたかもしれない。

でも急なことだったので時間がない。

 

もっと、障害児のことを色々と調べておけばよかった。

国から受けられる援助とか支援団体とかサークルとか。

アセアセアセアセあせるあせるあせるあせる

 

まだ私たちには、障害児に対する情報が圧倒的に少なかったので

この場で答えを出せと言われても出し様がありませんでした。

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つづく