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私の経験した不妊治療〜出産〜育児について書いています。

(27歳で結婚→長〜い不妊生活(原因不明の不妊)→38歳で体外受精を決意→40歳で出産)

 

※初めてお越しいただいた方はこちらをご覧ください。

前回の記事はこちら 〜第32話〜

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〜第33話〜はこちらからどうぞ!

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採卵後の翌朝

クリニックに受精確認の電話を入れます。

 

今回も前回同様

「ふりかけ」でお願いしていました。

 

※「ふりかけ」について詳しくはこちらの記事をご覧ください。

培養師

「二つ採れた成熟卵の一つは多精子でダメでした。」

 

多精子!

 

多精子とは、卵子の中に同時に複数個の精子が入ってしまうこと。

 

これは、事前説明で聞いていたので

内心動揺はしていたけれど

極力冷静を装い、私は

 

「はいアセアセ

 

とだけ答えます。

 

 

培養師

「もう一つの方は…」

 

 

ドキドキ

 

培養師

「順調に受精して分割しています。」

 

やったっ!!!!!笑い泣き

(ガッツポーズ)

 

培養師

「本日これから予定通り移植できそうですが…どうされますか?」

 

この日は東京は記録的な大雪でした。

 

朝から交通関連のニュースも騒がしく

心配げな培養師の声。

 

「雪の影響で電車が動かないようでしたら移植は明日にするか、凍結保存しますか?」

 

凍結保存?

 

とんでもない!笑い泣き

 

卵に余計な負担をかけるわけにはいかない。

 

大雪であろうが、台風であろうが

「予定通り移植できる」なんて聞いた時点で、

私は家でじっとなんかしていられません。

 

電車が動かないのなら、歩いてでも

 

「行きます!」

 

私は家を飛び出して

ずぶずぶの雪道を駅へ向かいました。

 

道は積もった雪と雪解け水とで、どこもグシャグシャのベシャベシャ。

 

それでも気持ちはわくわくしていました。

 

かろうじて動いていた電車にも

「私のために、動いてくれてありがとう!」

とまで思ってしまうほど。

 

くしくもその日は私の誕生日合格

 

 

私は40年前のこの日に産まれ

今、新しい命を迎えに行こうとしている。。。

(命を運ぶと書いて運命と呼ぶ)

 

私はこの日の偶然に

 

運命

 

を感じずにはいられませんでした。

 

つづく

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