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私の経験した不妊治療〜出産〜育児について書いています。

(27歳で結婚→長〜い不妊生活(原因不明の不妊)→38歳で体外受精を決意→40歳で出産)

 

※初めてお越しいただいた方はこちらをご覧ください。

前回の記事はこちら 〜第25話〜 

〜第26話〜はこちらからどうぞ!

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〜移植手術〜

 

採卵の時のような緊張感はもうなく

手術台へのぼってすぐ膣洗浄(地味に痛い)。

 

画面には顕微鏡から見える私の7分割胚(受精卵)が映し出されています。

 

移植自体はぜんぜん痛くなく、私の7分割胚がカテーテルが子宮に挿入される様子がモニターにうつされ、

真っ黒に映る子宮内に白い空気の粒が放出されます。

 

「入りました。」

 

あっという間に終わり。

 

手術室を出る時、医師と便秘薬のことについて雑談する余裕も。

 

「ひどい便秘なので便秘薬飲んでるんですが

それは今はやめておいた方がいいですかね?」

 

医師

「何のんでるの?成分が分かってるものならいいけど

漢方はやめてね。

何入ってるかわからないから。

よく患者さんですごく高い漢方飲んでる人いるけどね。

ペラペラペラペラ。。。」←雑談止まらない

 

この先生、実はおしゃべりだったんだ

と、いつもは無口な医師の意外な一面を知る。

 

もちろん私は高い漢方なんて飲んでいないけれど

不妊治療は神頼みの域に入ってくると、医療費だけじゃないものにも

お金をかけてしまうもの。

高価な縁起物、身につけるもの、グッズ、食べ物、気分転換の旅行に至るまで。

 

手術室を出て仮眠室のベッドへ連れて行ってくれた看護師さんが、私に念を押すように言います。

 

看護師「なるべく、余計なものは飲まない方がいいと思いますよ。」

 

 

その心配そうな顔からは以前、妊娠不成立だった患者さんの中に、何か便秘薬などを飲んでしまって

それが直接の原因ではないかもしれないけれど、妊娠できなかった人を知っているからだろうなと

察しがつきました。

 

負の原因はなるべく作らない方がいい。

後で「あれが原因だったか」と後悔することになるから。

 

とでも言いたげな看護師さんの顔。

 

私も

余計なものは飲まないようにしよう。

そう心に誓いながら

仮眠室のベッドで15分くらい休憩した後、

妊娠判定までの10日間にのむデュファストン(黄体ホルモン薬)毎食後2錠づつと

膣座薬をもらってクリニックを後にしたのでした。

 

つづく

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