いつもブログをご覧いただきありがとうございます☆
私の経験した不妊治療〜出産〜育児について書いています。
（27歳で結婚→長〜い不妊生活（原因不明の不妊）→38歳で体外受精を決意→40歳で出産）
※初めてお越しいただいた方はこちらをご覧ください。
↓
前回の記事はこちら 〜第19話〜
〜第20話〜はこちらからどうぞ！
↓ ↓ ↓
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
（初めての体外受精／採卵後）
採卵が終わったあとは少し下腹部が痛いかな？という程度。
下腹部の違和感がありながらベッドへ、のそのそと移動。
放心状態で天井を見つめます。
ベッドの横には、クリニックの患者さんたちのアンケート用紙がファイリングされたものが数冊置かれていて
体外受精何回目、手術の時の緊張や不安、妊娠が分かったときの喜び〜
などが隙間なくぎっしりと書かれています。
「今は辛いだろうけど、がんばって」
そこに書かれた励ましの言葉の数々は
同じ悩みを持ち、頑張ってきた人たちからのものだからか
今までかけられたどんな励ましの言葉よりも、私の心にしみてきました。
「うん、私も頑張るよ。。。」
15分ほどたって看護婦さんが呼びにきます。
トイレで膣内に詰められた止血用のガーゼ2本を取り出して、出血がないか確認します。
ガーゼには茶色っぽい血の跡が数カ所だけだったので
もう血は止まっていそう。
だけど
ダストボックスを開けると前の女性のガーゼが捨ててあり
そこには赤い大量の鮮血が。。
人によって、出血量も違うのかもしれないけど
大丈夫かな？？
まさか、あのヒザがガクガクしていた女性のものかな？
などと勝手に想像を膨らませつつ
着替えを済ませ、外に出ると
待合室に夫が待っています。
「えっ？まだ呼ばれてないの？」
看護師さんの話では、私の採卵時に
「卵子が確認された時点で、旦那様が呼ばれて採精室へ行きます」
とのこと
もし私の卵子が採れていなかったら、今回はここで終了。
もし採れていれば私がベッドに安静にしている間に夫が呼ばれ、
もうとっくに採精室へ行っていると思っていたから
ずっと待っていてもなかなか呼ばれない状態に
私はだんだん不安になってきます。
まさか私の卵は
もう排卵済みだったとか？
採れたけど
使えそうな卵がなかったとか？？？
そうなると、採卵、また一からやり直し？？？
だんだん血の気が引いてくる。
その時
電光掲示板に夫への呼び出し番号が表示されます。
おっ
卵とれたんだ！
ガッツポーズをする私。
「よし！」と気合を入れて、採精室へ向かう夫。
なんだか、一つづつ、段階をクリアしていく感じで嬉しい。
でも。。。
つづく
ーーーーーーーーーーーーーーー
小林裕美子の著書
自身の体験や取材を元にしたコミックが書籍化されました。
↓ ↓ ↓ ↓