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私の経験した不妊治療〜出産〜育児について記事にしています。
(27歳で結婚→長い不妊生活(原因不明の不妊)→38歳で体外受精を決意→40歳で出産)
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前回の記事はこちら 〜第16話〜
〜第17話〜はこちらからどうぞ!
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体外受精 IVF1回目
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もろもろの検査で、特に目立った問題もなかった私たち夫婦の場合は、
私のたっての希望通り自然周期治療からスタートすることになりました。
自然周期治療は、最小限の誘発剤のみで卵胞を育て、
より自然な状態で排卵を促すというもの。
数日前から準備は始まり
指定された日の夜、決められた時間に誘発剤の点鼻薬を鼻に差し込みシュコッと噴射します。
点鼻薬は鼻の穴に入れるので雑菌が湧きやすいため冷蔵保存必須。
他にもらってきた座薬なども冷蔵保存。
治療が長引けは、冷蔵庫に薬が占める割合が、どんどん多くなってくるんだろうなー
と思ってしまう。
看護師さんからは薬の説明として、
「22:00。この時間は大変重要ですからね。
卵子を排卵させる誘発剤なので
卵胞からはがれさせる効果があるため、採卵にあわせて必ずこの時間に投与すること。
時間が1時間でも遅れると、採卵のタイミングに間に合わなくなりますよ。」
↓看護師さんがシンデレラの魔法使いに見えてくる
1時間でも遅れると
ここまでかけてきた時間もお金もパー。
私はタイマーを何個かセットし
うっかり忘れないように
冷蔵庫にもメモ。
机の上にもメモ。
冷たい飲み物も、体を冷やす食べ物も
お菓子も控え
ついでに外出まで控え
まるで何かの競技に打込むアスリートのように
全てのスケジュールとコンディションを採卵日に合わせ
初めての体外受精に臨むことにしたのでした。
つづく
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小林裕美子の著書
自身の体験や取材を元にしたコミックが書籍化されました。
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