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私の経験した不妊治療〜出産〜育児について記事にしています。

 

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前回の記事はこちら 〜第15話〜 

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高度生殖医療クリニックは不妊治療患者にとって「最後の砦」といわれるだけあって

そこに座る女性の表情は「せっぱつまった」を通り越して「無」

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覚悟を決めた女性たちは、余計な雑念を入れないように目を閉じていたり

私語や物音一つなく下を向いて、誰とも顔を合わせずに携帯を見たり本を読んだりしていました。

 

検査の時間はものの数分でも、待ち時間は2〜3時間と長い。

混雑時は、全部終わるまでに3〜4時間。

 

私はフリーランスだから時間の融通は効いたけれど

会社勤めの人はどうしていたんだろう?

仕事の調整とか、ものすごく大変そうですよね。

 

電光掲示板で呼び出された患者が、次々に診療室の中へ。

 

採血されて、内診されて、問診されて、

 

医師

「これが今日の採血の結果ね。今日の卵巣の育ち具合ね。今日のホルモンの値はこんな感じですね。採卵の予約は…」

 

「採卵」って

なんだか養鶏場みたい。

採血や検査の手際も良いので、

ヒヨコの性別鑑定士に、ピヨッピヨッと選別されていく感じ。

 

あまりにシステマティックなクリニックでしたが

だからこそ、淡々と進めていけたのかもしれません。

 

もちろん精神的にきついときにはカウンセリングをうけて、治療をお休みすることもできました。

 

でもこれまでに何度も迷い、体外受精を断念てきた経験のある私には、

今は何も考えずに突き進んでしまうのが一番楽だということも分かっていました。

 

会計ではあっというまに万札が飛んでいきます。

 

会計「次回は13万です。」

 

 

「13万かせぐのに、どれだけ苦労するんだっけ?」

 

いつの間にか

そんなことにさえ

マヒしていってしまってました。

 

つづく

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