アップル、iPad3にサムスン製のAMOLEDディスプレイ?それとも新型LCDディスプレイ? | E-mon.com/電子書籍、タブレット、スマートフォンの最新情報を配信

アップル、iPad3にサムスン製のAMOLEDディスプレイ?それとも新型LCDディスプレイ?


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最近浮上した情報によると、アップルは iPad 3用にサムスン製の AMOLED (アクティブマトリックス式有機EL) ディスプレイ を調達したい意向だという。


韓国英字紙 Korea Herald の事情筋が、「アップルは、サムスンのAMOLED技術をiPad2のアップグレード版に利用したいと考えている」と伝えているようだ。また、アップルのCOO (最高執行責任者) Tim Cook 氏が、サムスンとこの構想について協議を行ったという。


AMOLED ディスプレイ は、低消費電力/高リフレッシュレートに優れている。しかも、サムスンAMOLED技術では経年劣化しにくい上、太陽下でも画面が見やすいなど、AMOLED技術の弱点も多少なり改善しているようだ。自社端末である Galaxy S Ⅱ に採用しているのがこのディスプレイ。


しかし、iPad 3 のディスプレイの噂はもうひとつあった。


5月15日、ロサンゼルスにて開催されたディスプレイの展示会「SID」にて、サムスンが新型のLCDディスプレイ を披露。このディスプレイは、2560x1600ピクセル、300dpiという超高解像度を実現したディスプレイで、従来のPenTile RGBW技術の改良版。RGB (赤/緑/青)で構成するカラーフィルタに、白のサブピクセルを追加し、高い輝度と鮮明な画面表示を可能としている。


この新型 LCDディスプレイiPad 3 に採用するかも? という噂が、技術分野のブロガーなどからささやかれたのは記憶に新しい (サムスンの発表した超高解像度ディスプレイは iPad 3 に使われる? :参照)。こちらのディスプレイは、色域の広さ、従来のLCDに比べ40%カットの消費電力で高い輝度を実現。また、屋外での視認性も優れている。


アップルは現在、スクリーン製造元をサムスンに変えている。低消費電力/高リフレッシュレートが魅力の AMOLED か? それとも300dpiという高解像度、AMOLED よりも劣化のおきにくい LCD か? それともまだ知らぬ第三の存在か? いずれのディスプレイが iPad 3 へ採用されるか、気になるところです。


情報元: computerworld.jp / cnet Japan