これまで、数回の記事の中で「固定」と「安定」について
わたしなりの考えを書いてみました。
人は、どうしてもこれまでの経験・体験の中から
次にどういう行動をとろうかって、考えてしまうんですよね。
でも、それだと中々斬新なアイデアは出てこないわけです。
わたしも、顧客から突然思ってもみなかったことについて
質問を受けて、何て答えようかとあせってしまったことなど、
何度もあります（泣）。
でも、最近はそんな時、
わたしはある発想法をするようにしています。
その方法とは、、、
「そんなん常識やで！」
一所懸命考えた提案とか企画とかをプレゼンしてたら、
顧客や上司からそんなこと言われたことってありませんか？
誰かと話がかみ合わなかった時に、よく出てくるコトバです。
わたしは昔からこの「常識」というコトバに
納得できた試しがありません。
「常識って何やねん？？？（怒）」
なぜか？怒りが込み上げてもきたりします。
100%の人がそう思っていることであれば、確かに納得できます。
でも、「常識」って言われて、納得できてない人がいる以上、
それは「常識」じゃないんじゃないかと。。。
じゃぁ、この「常識」って何やねん？って考えてみたところ、
わたしなりのひとつの答えを見つけました。
それは、その人が持っている『固定観念』なのだろうと。
「固定観念」とは、
心の中にこり固まっていて、他人の意見や周りの状況に
よって変化せず、行動を規定するような観念。
（goo 辞書より）
いつも頭から離れないで、その人の思考を拘束するような考え。
（yahoo 辞書より）
コトバの通り、固定された考えが変えられない状態のこと
だと思っています。
固定された状態を、もっとわかりやすい表現にすると、
英語で言うと「must」。
「こうしなければならない」という発想を持っている
状態なんですね。
何か事があると、これまでの経験から、
「こうしなければならない」から
相手にも「こうしろ」と言ってしまう。
でも実は、「～～しなければならない」という状況は
おもしろくない状態であることが多いわけです。
仕事で工期までに、この報告書を完成
「させなければならない」。
技術士などの資格に合格したいので、
勉強「しなければならない」。
もらっていたメールの返信を
書か「なければならない」。
週に１冊は本を読ま「なければならない」。
痩せるために、毎日腹筋を「しなければならない」。
言っていることは、確かに「正しい」ことなんですが、
どこかで納得できていない自分もいるわけで。
あせっている時ほど、こういう考えになってしまいますし、
逆に、こう考えるからこそ余計にあせってしまうこともあります。
こうして、、、
自分で自分自身をツラい方向に持っていってしまうのです。
前置きが長くなってしまいました（汗）""が、、、
こんな時に、わたしがやるようにしている発想法は、
『正しいか正しくないか？ではなく、楽しいか楽しくないか？』
で判断するようにしています。
正しいかどうかを考えると、確かに正しいのだけれど、
どうも納得していない自分がいる。
だから、行動に移せない。。。
じゃ、どうすれば、自分も楽しみながらできるだろう？
相手も楽しませることができるだろう？
楽しい未来がイメージできれば、これでＯＫです。
楽しいわけだから、行動に移せるようになるのです。
逆に、楽しくなるイメージが描けないのであれば、
それは正しいことであろうとも、
やらない方が良いことなのかも？と。
自分も相手も楽しめることではないことが、
ホントに正しいことなんか？
自分の凝り固まったアタマを柔らかくする
タイミングなんじゃないだろうか？
と考えるようにしているわけです。
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┗■ ここで、あっとクエスチョンです。☆..・゜☆..・゜☆..・゜
今、やらなければならないと思っていることは、
あなた自身が楽しんでいますか？
ここ最近は、常識とされてきたことが、いともカンタンに
ひっくり返ってきた時代だと思います。
会社にはスーツを着てこいとか、在宅勤務はよろしくないとか。
さらには、社員は抱えず外注しろとか。。。
一昔前は常識と思われていたことだったのに、
最近の新聞紙上を見ると、クールスタイルや在宅勤務を勧め、
アルバイトの正社員化も進んでいます。
常識は時代によって変わります。
決して固定されたものではありません。
変わるものなら、いらぬ常識。
さっさと捨ててしまった方が身軽になれますよと♪
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┃編┃集┃後┃記┃
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実は最近まで、わたしは「固定観念」ではなく、
「固定概念」と思っていました。
ウィキペデイアで調べても「固定概念」という
コトバはありません。
「固定観念」が正しいです。
正しいかどうかで考えないでッ！と言いながらも、
間違って覚えていると恥ずかしいので、
間違いは恥ずかしがらずに早め早めに改めましょう。
「朝令暮改」。
朝出した命令を夕方にはもう改めるというように、
法律や命令が頻繁に変えられて一定しないこと。
一本スジが通っていることは必要ですが、
実際にやってみて、どんどん変えていくことは
大切なことだと思っています。
わたしの大好きなコトバです。
※クイズです。
「朝令暮改」。これ何て読むか、知ってますか？（笑）