東京都葛飾区に立派な銀杏がある神社が鎮座しています。
今回はこちらの葛飾氷川神社をご紹介します(*'ω'*)
○神社の位置
京成電鉄本線 堀切菖蒲園駅から徒歩5分程度の場所に鎮座しています。
大通り沿いではなく、ちょっと小道に入ると広い境内が見えてきます
○本殿
神明造のようなんですが、流れ造のような八幡造りのような様式とそれぞれの要素も兼ね備えた、ちょっと独特の造りをしています。かなり奥行きがあります。
正面から。
横から。
よく見ると、拝殿と本殿で千木が外削ぎ(地面に対して垂直)内削ぎ(地面に対して並行)と異なっているような・・・?😲
拝殿は内削ぎで、本殿が外削ぎに見えますね
社伝によると、正治元年(西暦1199年)3月に、旧下千葉村の鎮守として武州一ノ宮氷川神社から勧請されたのが創建のようです
○御祭神
御祭神は、
建速須佐之男命(たけはやすさのおのみこと)
です
○御祭神エピソード
建速須佐之男命は八俣遠呂智(やまたのおろち)と戦ったエピソードが有名ですが、六世孫の大国主命(おおくにぬしのみこと)にだまし討ちにあったエピソードはそれほど有名ではありません。
実の兄弟に命を狙われる大国主命は、根之堅洲國(ねのかたすくに)へと逃げます。
そこで須勢理毘売(すせりびめ)と出会うのです。
2柱は出会った瞬間恋に落ち、結婚します。
須勢理毘売は建速須佐之男命の娘。
建速須佐之男命は大国主命を「強い男だ」と認めるものの、様々な試練を与えるのです。
蛇が出る部屋で寝させようとしたり。
ムカデと蜂のの部屋に入れようとしたり。
野原で鏑(かぶら)という矢を探させるよう命じて、探している間に火を放って炎で囲ませたり。
自分の頭のシラミ・・・ではなくムカデを取らせたり。
なかなかの試練ですが、須勢理毘売に助けられ、なんとか乗り越えていきます。
でも、さすがに堪忍袋の緒が切れてしまったのでしょうか?
建速須佐之男命が眠っている間に、髪を束ねて家の柱に結びつけ、岩で部屋の入り口を塞いで、生太刀(いくたち)と生弓矢(いくゆみや)と天の沼琴(あめのぬこと)を持って、須勢理毘売を連れて逃げ出します。
途中建速須佐之男命が目を覚ましてしまいますが、二人はなんとか逃げ延びるのです。
この逃げていくときに、建速須佐之男命が「大国主命」と名付けました。
※それまでは大穴牟遅神(おおあなむぢ)という名前でした。
だまし討ちにあったものの、最後の最後でようやく大国主命を娘の夫として認めた、ということでしょうね
○直会(なおらい)タイム
葛飾氷川神社の近くにあさり出汁のラーメンがいただけるお店があります。
それが、鶏白湯そば ひまりさんです。
スタイリッシュな店内で、一見するとラーメン屋さんのように見えませんw
多分鶏白湯が有名かと思うのですが、ここはあえての魚介鶏白湯をオーダ。
やってきたのがこちら。
鶏のレアチャーシューかと思いきや、豚チャーシューの炙ったやつでした。
これはこれで香ばしくて大変美味しいのですが、やはりレアチャーシューが食べたかったです・・・。
あと、こちらの商品には味玉がついてません
店で作っているだけあって、麺が大変モッチモチです。
これが魚介の旨味が溶けたスープによく絡みます
特に貝の旨味が強くて、大変滋養深い味わいです
とても美味しかったです!
ごちそうさまでした☆
○最後に・・・
建速須佐之男命はなかなか面白いというか、キャラが濃いんですよね。
なので、エピソードのひとつひとつが秀逸です(*'ω'*)
そんな濃い建速須佐之男命を祀る神社を参拝しつつ、味の濃いラーメンを堪能してみてはどうでしょうか
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玉崎 櫻(たまさき さくら)
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