調神社と絶品和匠鰻グルメ | 珠崎 櫻の神社と直会ブログ

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全国500ヶ所以上の神社を紹介してきた作家 珠崎 櫻が
知られざる神々の物語やグルメを紹介するブログです

埼玉県浦和区に鳥居がない神社が鎮座しています。

今回はこちらの調(つき)神社をご紹介します(*'ω'*)

 

○神社の位置

浦和駅と南浦和駅の中間あたりに位置しており、やや浦和駅のほうが近いです。

いずれも駅からも徒歩10分~15分ほどかかります。

鳥居はないですが、狛犬ならぬ狛兎が出迎えてくれますウインク

 

 

○本殿

境内は結構広く、立派な本殿が鎮座しています。

境内のそこかしこに兎がいるのですが、そのどちらもかわいいとは言い難い面相なのがネガティブ
 
社伝によると、第10代崇神天皇の御代(紀元前97年~紀元前30年)により創建されたとのこと。
伊勢神宮へ納める初穂を納める、倉庫群の管理をする社だったようで、その運搬の邪魔にならないよう鳥居をあえてつくらなかった・・・といわれていますウインク
 
貢物(みつぎもの)は調物とも書きます。
伊勢神宮へ納める調物(みつぎもの)を一時管理する社、ということで調神社という名前になったようですねデレデレ
で、調(つき)月(つき)は音が同じ、ということで。
月の動物といえば兎、ってことで、この神社では兎を神の使いとしたのでしたニヤニヤ
 
境内のそこかしこに兎がいるのは、そんな連想ゲーム的なところから始まっているのです。
まあ、古事記自体ダジャレのオンパレードみたいなところがあるのでニヒヒ
こういう連想ゲームは、日本人ならではの感性なのかもしれませんウインク

 

 

 

○御祭神

御祭神は、
天照大御神(あまてらすおおみかみ)
豊宇気毘売神(とようけびめのかみ)
建速須佐之男命(たけはやすさのおのみこと) 
ですデレデレ

 

 

○御祭神エピソード

伊勢の神宮で有名なのは、内宮(ないくう)と外宮(げくう)です。
内宮の御祭神は天照大御神、外宮の御祭神が豊宇気毘売神ですので、伊勢の神宮に献上する初穂を管理する神社としては、納得の御祭神になりますねウインク
 
内宮に祀られている御神体は、八咫鏡(やたのかがみ)と称される大きな鏡です。
こちらは、代々天皇陛下が引き継ぎ管理されています。
この鏡はもともとは皇居にありました。
でも、第10代崇神天皇は同じ宮中の場に天照大御神の御神体が祀られていることを畏れて、宮中の外に祀ることを決断します真顔
それで自分の娘である皇女・倭比売命(やまとひめのみこと)に託し、天照大御神を祀るのに相応しい地を探すよう命じたのです。
 
いくつか社を遷座しながら、倭比売命は旅を続けます。
やがて天照大御神自身が選んだ地、それが今の内宮が鎮座されている伊勢の地なのですウインク
 
無事天照大御神が祀られた後、天照大御神のたっての希望で、天照大御神の食事係の神・豊宇気毘売神が外宮に祀られることになりました。
こうして、今の伊勢の神宮が誕生したのですデレデレ
 
 

○直会(なおらい)タイム

さてあまり知られていませんが、実は浦和は鰻が大変有名です。

特に鰻好きに評価されているお店が、鰻 むさし乃さんです。

午前中に売り切れてしまうこともある人気店です。
実際筆者は12時に訪れて売り切れになっており、別の日に改めて訪れました。
 
うな重は、新仔鰻重のみ。こちらをオーダ。せっかくなので、肝吸いもいただきました。
新仔鰻は、稚魚から同じ池で育てられ、初めて池上げをされた最高級の活鰻、のことらしいです。
店員さんが「この身の新鮮さを味わって欲しいので、最初は山椒を入れずに召し上がってくださいドキドキとおっしゃっていたので、そのとおりこのままいただいてみました。
本当に臭みのない、ふわっふわの身ですちゅードキドキ
タレがやや濃い目ではありますが、うなぎの旨味が強いので、むしろ丁度いいバランスになっていました。
ご飯がやや固めで、食べごたえがあります。
一面に敷き詰められたリッチな量で、5,830円はむしろ安い!ポーン
そこらの特上よりも、量がありますウインク
 
丁寧にさばき、備長炭で焼き上げた、丁寧な仕事っぷりがわかりますデレデレ
ほろほろとほどけるうなぎの身の甘いこと!酔っ払い酔っ払い酔っ払い

 

とても美味しかったです!デレデレラブラブ

 

ごちそうさまでした☆

 

 

○最後に・・・

かつて稲はお金と同じでした。
特に伊勢神宮に奉納する稲となると、特別中の特別だったはずです。
そんな稲を管理する神社ですから、深い信頼と崇敬を集めていたのでしょう(*'ω'*)
 
稲の管理の歴史を抱く神社に参拝し。
美味しいごはんを食べて、古(いにしえ)に思いを馳せてみてはいかがでしょうかウインクハート

 

 

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