渋谷の道玄坂の途中、ディープな一角の再奥にその神社は鎮座しております。
千代田稲荷神社です。
https://tabelog.com/tokyo/A1303/A130301/13203494/
滋賀グルメと言っておきながら、まず食べていただきたいのが千葉県産生マッシュルームのサラダです。
真っ白で大ぶりなマッシュルームをスライスし、これでもかとチーズをふりかけています。
おそらくかさが開いていない、大変鮮度のいいものを使用しているのでしょう。
ひらいたキノコ特有の黒さがなく、突き抜けるような香りがあります。
うまみもタップリで、チーズの塩気と相性抜群。言葉を失う美味しさです
続いてオススメの温菜が、滋賀県産カダイフに包まれた鮎のコンフィです。
カダイフとは、トルコ語で「薄い」を意味する極細で短い麺のことです。
中東や地中海地域では、デザートに使用されます。
まあベビースターラーメンのめっちゃ細い版と思ってもらえれば
鮎の淡白な身と独特の苦味がある内蔵が、素晴らしく調和しています。
恐らく、相当食材がよいのでしょう。ソースとの絡みもあって、繊細な味わいが舌の上で際立ちます
そしてこちらの店でしか食べられないのが、バームクーヘン豚バラ肉のバームクーヘン仕立てです。
そう、バームクーヘンを食べて育った豚で作った肉料理なのです。
テーブルに届いた状態がこちら。
丁寧に裏ごししたマッシュポテトの堤防にソースを敷き詰め、バームクーヘンのような円形状に層を作るバラ肉が鎮座。バラ肉の上に、どーんとのっている黒いもの。
これ、煮こごり状になったソースです。
目の前でソースが、肉の温かさで溶けていくのです。
料理の最後に乗せて、速やかに運ぶ。
そうして味わいだけでなく、見た目も「アガる」ように演出する。
細かい気遣いが活きている料理なのです。
さらに滋賀は、滋賀県近江八幡市に有名老舗和菓子店たねやさんがあり、このたねやさんが全国NO1にも輝いたバームクーヘンの名店「クラブハリエ」を生み出しました。
さらにクラブハリエさんが、滋賀県近江八幡市に「ラ コーリナ」というバームサンドなどを販売する名店を生み出したのです。
ま、多分そんな名店のバームクーヘンを食べて育ったとは思えないのですが(´・ω・`)
とはいえ、バームクーヘンに対して意識の高い土地で育った豚。
脂の旨味が、一味も二味も違います!
じゅわ~~~っと広がるコクにかぶさるように、ソースの味わいが続いてきて一体化する。どちらも濃厚なんですが、反発せずにちゃんとまとまっています。存在感を残しつつ、合算された美味しさが味わえるんです。
とっっっても美味しいです!!!
もしくどさを感じるようなら、マッシュポテトがいい感じにリセットしてくれるので、エンドレスで味わいを楽しむことが出来ます。
〆は、信楽焼で炊き上げた吉田さん家のお米でトリュフTKGセットですね。
質の問題なのか信楽焼きがイイのか、米の甘みが段違いです。
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黒木 蜜(くろき みつ)HP:http://mitsu.work/
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